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18 TH ページ18
俺が中学生、ヌナが高校生になった頃だったか
その日はいつもより父さんの機嫌が悪くてヌナと早く眠りについた
しばらくして隣からすすり泣くヌナの声が聞こえた
『ん、、ヌナ、？』
ゆっくり目を開けて俺は自分の目を疑った
抵抗するヌナの手を押さえてまたがる父さんの姿
顔が不気味で背筋がゾッとした
中学生にもなれば男女のそういうことは自然と耳に入ってきていたからどんな状況かなんてすぐにわかった
それでもそんなもの初めて見たし怖い、と思った
俺の視線に気づいた父さんの顔はどこか嬉しそうだった
「テヒョンアっ、お前のヌナえろいぞっ？っお前もこっちきて見なよ、」
自分の父親ながらに気持ち悪いと吐き気がした
それでも自分の体は嫌というほど正直で初めての感覚に襲われた
パンツが張って気持ち悪い
涙でぐちゃぐちゃの顔で俺に助けを求めるヌナ
いつも大丈夫、なんていうヌナが助けを求めるのは初めてだった
「テヒョンアっ、たすけてっ、、っ」
助けなきゃ、そう思っているのに体は動かなくて
ただただ終わるのを見ていることしかできなかった
部屋を去る時の父さんの顔は今でも忘れられない
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作者名：ぷよ
| 作成日時：2021年10月8日 1時
