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Aさんと会えずに何日か経った頃、街でAさんを見かけた。
すごい偶然じゃない？
久しぶりに見るAさんはどこかの制服なのかOLさんみたいな格好で。
めちゃめちゃ可愛い…。
そっか、今日平日だ。
ということはあれが事務服ってやつ？
近付いてそっと声をかける。
北斗「Aさん」
A「…えっ、松村さん？！」
LINEで呼び方も戻ってたけど、やっぱ実際聞くと寂しいな。
北斗「たまたま通りかかったら見かけて。今からお昼ですか？」
A「はい。いつもはお弁当なんですけど、今朝はバタバタしちゃって作れなくて…」
Aさんはちょうど目の前のカフェに入るところだったみたい。
北斗「…ご一緒してもいいですか？」
A「いや、それは…周り気になりません？」
北斗「奥の席に行けば大丈夫です」
A「そう…ですか？じゃあ…」
Aさんが注文したのと同時に俺も注文して支払い。
いつかと同じようにAさんは申し訳なさそうにする。
そんな顔させたいわけじゃないのにな。
A「松村さん、お時間大丈夫なんですか？」
北斗「今日は夕方ちょっと仕事入ってるだけなんで。Aさんは会社この辺ですか？」
A「はい。この裏の工場なので」
北斗「そっか。あの…その…制服いいですね」
A「えっ？あ、ありがとうございます//」
照れ顔が見れるとは。
ほんとはもっと感想出てくるくらい魅力感じてるけど。
北斗「あ、それ」
ふと目に入ったAさんの鞄についた例のキーホルダー。
A「私も毎日一緒に出勤してます(笑)」
北斗「俺も！ほら！」
��お揃い��って二人笑い合った。
あーいいな、こういう時間。
Aさんとじゃなきゃ創り出せない空気感。
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作者名：苺花
| 作成日時：2021年4月8日 11時
