..*32 ページ32
.
A「私なに泣いてるんだろ…ごめんなさい…」
北斗「全然。泣きたい時は泣けばいいし、俺がいる時は何も我慢しなくていいですよ」
Aさんが落ち着くまで頭を撫でた。
相当色々溜まってるんだろうな。
A「すみません、もう大丈夫です」
目が真っ赤なAさんを、こんな時でも可愛いと思ってしまう不謹慎な俺。
悲しい時の泣き顔はなるべく見たくないけど、どんな表情のAさんもやっぱり好きだ。
北斗「俺、ほんとに何でもしますから。Aさんが迷惑でなければここに来て、美愛ちゃんの面倒も見るし、一応料理できるんでご飯だって作ります」
A「さすがにそこまでしてもらうのは申し訳ないです…。でも嬉しい…」
��嬉しい��
きっとそれがAさんの本心だよね？
だったら俺、遠慮しないよ？
北斗「じゃあこれから通いますね」
A「えっ…」
北斗「あれ、ここへきて実は迷惑とか…？」
A「いえ！そういうことではなくて！逆に松村さんが無理されてないかなって…」
北斗「そんなわけ。俺、何でもするし支えになりたいって言ったばっかですよ？」
A「…やっぱり優しすぎます」
北斗「え、ダメ？」
A「全然ダメじゃないです」
北斗「何それ(笑)」
俺に気を許し始めたのか、表情も柔らかくなったし、口調も変わってきた気がする。
このままもう少し距離を縮められないかな。
北斗「ねぇAさん」
A「はい？」
北斗「呼び方、変えません？」
A「呼び方…」
北斗「そう。��Aちゃん��とか」
A「わかりました。じゃあ私は…��北斗くん��？」
北斗「それ！いい！わぁ〜やっと下の名前で呼んでもらえる〜！」
A「大袈裟です(笑)」
そう笑うけどずっとそう呼んでほしかったし。
��松村さん��なんて他人行儀すぎるもん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 548人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺花
| 作成日時：2021年4月8日 11時
