おひるねこ 〔中也〕 ページ9
りん様リクエスト
ありがとうございます!
※「この子を守るためならば」続き
〜〜〜
私の誘拐事件から一ヶ月。
あれから私は、マフィアビル内だったから油断していて誘拐されたと云っては中也にこっぴどく叱られ、お礼を云いに再度探偵社に行きたいと云っては、これまた中也に叱られた。
結局中也付き添いの条件下で了承してもらえたけど…。
そのときの話はまた後で!
今日は中也の執務室…つまりは、中原
…地位的な問題でかなりの矛盾が生じているけれど、これは中也による計らい。
また誘拐でもされて勝手にいなくなられては困るから、らしい。
そんなわけで、最近私は、中也が外での任務があるときは、姐さまが居れば姐さまに、居なければ一葉さんか銀さんに預けられる。
………私は幼い娘か何かだろうか。
でもきっと、こんなに中也を過保護にさせてしまうくらい、心配を掛けたんだと思う。反省せねば。
さて、話は逸れてしまったけれど、只今私は、書類と睨めっこ中の仕事モード中也を眺めながら仕事ができて幸せ〜状態である。
やばい。三年つき合っててよく知らなかった仕事モード中也だけど、眼鏡が似合いすぎて困りもの。
はあ〜〜〜〜〜。
思わず幸せな溜息が出るレベル。
「……、い、Aさァん?聞いてンのかァ?」
「ンに゛ゃっ!?ふあい!?」
「ははっ!ンに゛ゃって何だよ」
中也は笑いながら私の頭をグシャリと撫ぜた。
んん゛!嬉しい。と同時に、先刻の自分の叫び声が恥ずかしい。
Why!?みたいに叫んでしまったあぁ…。
中也は「ンに゛ゃっ!?」に笑ってたけどおぉ…。
あぁもう、顔があっつい。体があっつい。この部屋の空調壊れてない…?
「もういいでしょ!笑うなー!」
「あはは!悪ィ、悪ィ。
俺も仕事に一段落着いたし、飯でも食いに行くか?」
「うん」
…と、いうわけでお昼ご飯を食べて…満腹になって再び執務室に戻ってきた。
中也は仕事モードに、私は遣れることがなくなってしまったので、子守歌でも歌って待つことにした。
お腹の子に聞かせるように…生まれてきたときのための、練習も兼ねて。
落ち着く、柔らかくて優しい声音…。
自分まで少し眠くなってきた頃、ふと顔を上げて中也を見ると、執務机で眠りこけていた。
ーーー
次へ…
おひるねこ 〔中也〕 2→←この子を守るためならば 〔中也〕 8
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
164人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嘘吐き姫(プロフ) - 大丈夫ですよ。了解致しました、謹んで書かせていただきます。レスありがとうございます! (2020年2月4日 16時) (レス) id: 346988f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - あっ!すみません・・・コメントできなくて・・・!えっと夢主ちゃんは二人の想いに気づいてないほうがいいです! (2020年2月4日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
嘘吐き姫(プロフ) - リアビーバ-さん» どちらでも大丈夫でしたら、私が勝手に書いちゃいます…。 (2020年2月3日 23時) (レス) id: ad6d962da2 (このIDを非表示/違反報告)
嘘吐き姫(プロフ) - リアビーバ-さん» 最後は夢主ちゃんは二人の想いに気づいた方がいいですか?それとも、気づかないまま…ですか? (2020年2月1日 16時) (レス) id: ad6d962da2 (このIDを非表示/違反報告)
嘘吐き姫(プロフ) - リアビーバ-さん» リクエストありがとうございます、承りました! (2020年2月1日 16時) (レス) id: ad6d962da2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:嘘吐き姫 | 作成日時:2019年10月14日 15時