クリスマスは両手に花を 〔双黒〕 ページ24
リクエストの方、もう少々お待ちください!
遅ればせながら、クリスマス篇であります!
※会話多め、Aさん=太宰の姉、太宰がショタっぽい場面あり
* * *
「クリスマスパーティーだー!」
「やったー!」
「何故こうなった…」
* * *
12月24日21時。
クリスマス・イヴのこの夜に、太宰Aはフラフラとヨコハマの街を徘徊する彼女の弟を見つけた。
「治くぅーーんっ!」
「わぶっ!姉さん!?」
Aは弟に背後から抱きついて驚かせた後、少し背伸びして背の高い弟の頭を撫でた。
「うふふ。久し振りだね、姉さん。仕事帰り?」
「そー。あれ?中也くんは?いないの?」
「本当に中也は姉さんのお気に入りだよねぇ。蛞蝓のくせに生意気」
拗ねた子どものような表情をする弟に、Aは抱きつきながら快活に笑う。
「にゃはは!やきもちかな?かぁ〜わいっ!
あ、そーだ。中也くんも呼んでクリスマスパーティーしようよ〜!」
「えぇ〜、中也も…?」
「3人の方が楽しいよ?
さあさあ、携帯貸して、治くん。私、プライベート用の、家に置いて来ちゃった」
そう云うと、Aは弟の声など聞かずに電話を掛けた。
* * *
「ん?…げ、太宰」
中也はじっくりたっぷり悩んだ後、電話に出てしまった。
その結果、太宰姉弟の口車と少しの嘘に乗せられ騙され…。
Aの最後の
「来てくれないの?中也くん……。私、会うの楽しみにしてたのに…」
の一押しに完敗し、パーティー会場であるAの家に行ったマフィア五大幹部の一人、中原中也の現状がこれだ。
彼が到着した時点で、既に2人はほろ酔いだった。
先ずはAのタックルの如き熱烈なハグを受け、その弟は彼女の腰にしがみつき、Aにぐいぐいと引っ張られた挙げ句、体勢を崩し、太宰姉弟の上に倒れ込んだ。その後Aは「にゃはははは!」と上機嫌に笑い、太宰弟は一人で闇鍋の準備を始めた。
「あー、糞。電話なンか出るンじゃなかったぜ」
「いーじゃにゃい、いーじゃにゃい。酒は美味いし、治は可愛いし、中也くんは良い子だし可愛いし、クリスマスだし!!
2人とも大好き〜!!」
「私も姉さん大好きぃ〜!」
「手前らは酔いすぎだ!」
ーーー
次へ…
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嘘吐き姫(プロフ) - 大丈夫ですよ。了解致しました、謹んで書かせていただきます。レスありがとうございます! (2020年2月4日 16時) (レス) id: 346988f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - あっ!すみません・・・コメントできなくて・・・!えっと夢主ちゃんは二人の想いに気づいてないほうがいいです! (2020年2月4日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
嘘吐き姫(プロフ) - リアビーバ-さん» どちらでも大丈夫でしたら、私が勝手に書いちゃいます…。 (2020年2月3日 23時) (レス) id: ad6d962da2 (このIDを非表示/違反報告)
嘘吐き姫(プロフ) - リアビーバ-さん» 最後は夢主ちゃんは二人の想いに気づいた方がいいですか?それとも、気づかないまま…ですか? (2020年2月1日 16時) (レス) id: ad6d962da2 (このIDを非表示/違反報告)
嘘吐き姫(プロフ) - リアビーバ-さん» リクエストありがとうございます、承りました! (2020年2月1日 16時) (レス) id: ad6d962da2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘘吐き姫 | 作成日時:2019年10月14日 15時