大人の態度 ページ15
今にも泣き出しそうなくらい○んだ瞳
克実 「 おい 里穂！ 大丈夫か 」
里穂 「 もぅ無理⋅⋅⋅ 死んでもいぃ⋅⋅⋅ 」
震える声でそう話す彼女に
正直 俺は悪い気はしなくて
照れを隠すように俯いて笑った
克実 「 和 俺ちょっと便所いってくるわ 」
「 ったく きったねーな
言わなくていいよ そんな事 」
俺の肩を2回叩き
店の奥へと歩いて行ったおっさん
「 えーと⋅⋅⋅ なにちゃんだっけ？ 」
里穂 「 里穂です 本田里穂っていいます 」
「 里穂ちゃん とりあえず座ろっか？ 」
里穂 「 はい 」
コの字型のソファーに腰を下ろし
ポケットから煙草とライターを取り出しテーブルに置く
辺りをキョロキョロ見て落ち着かない彼女に
「 好きなとこ座りなよ 」
そう声をかけると
彼女は俺のすぐ隣に腰をおろした
「 フフッ⋅⋅⋅ 結構近いのね 」
里穂 「 二 宮さんが好きなとこ座っていいって言ってくれたから⋅⋅⋅ だめでした？ 」
「 いや？ いんじゃない？」
まだよく知らない子といるこの空間に
何だか俺は落ち着かなくて
テーブルの上にある煙草を手にとり
火をつける
肺いっぱいに吸い込み
上っていく紫煙を目で追っていると
里穂 「 もう 無理⋅⋅⋅ 」
隣にいる彼女が両手で顔を覆い俯いた
「 ごめん 煙草だめだった？ 」
急いで煙草を灰皿に押し付け火を消す俺の手に
白くて
細い手が重なった
里穂 「 そうじゃないです
二 宮さんが かっこよすぎて死にそう 」
顔を紅く染め
俺を見つめる彼女の瞳
「 フフッ⋅⋅⋅ 里穂ちゃんってさ
よく死にそうになるんだね？ 」
重なっている手を解くように
彼女のいる方に姿勢を変えソファーの背もたれに腕を置く
俺を見つめる彼女の瞳が不安な色に変わった
「 里穂ちゃんはさー この仕事が好き？ 」
里穂 「 はい 」
「 この業界ってさ
誰でも入れるって訳じゃないじゃない 」
里穂 「 ⋅⋅⋅はい 」
「 なら
俺みたいなので いられなくなるのはやめといたほうがいいよ？ 」
しばらく黙って俺を見ていた彼女が口を開いた
里穂 「 私 覚悟はしてます 」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 534人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
み(プロフ) - もう更新されないのですか？(T_T) (2021年3月1日 4時) (
レス) id: 196a18a04c (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんばんは。ん〜…届くかは分かりませんが、続きが読めたら嬉しいです (2019年11月2日 3時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃんの経験したものに感謝しかないわぃww頭の中では和に変態プレイしたいんだが流石に和が悶てる所はかけんわなぁwwみんなが欲しいんは優しくせめてくる和やもんね☆ 追伸 美味しいパン屋ができました。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - お腹の辺りモゾモゾしたね（笑）ツクの中で和くんにいっぱい愛されるからだいじょうぶ(´∀｀* ) 和くんの指大好物だぞ！今回も脳内再生を駆使していい感じに再生したわ（笑）最近パン食べてないわー。はよ一緒に食べたいわ。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: af7fc0ae79 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃん 遅くなってゴメンだよ涙 パン食べてるか？！わぃも食べて進化しておるぞ！ww最近 キンプリの平野くんと岸くんが気になってたまんない私。。。 (2019年7月10日 14時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みま
| 作成日時：2018年6月14日 16時
