紹介 ページ14
エントランスを出ると
黒いタクシーが一台停まっていた
近づく度に中からこっちを見ているおっさんの顔がハッキリと見え
その顔が笑ってたもんだから
さっきまでの怒りは収まり頬が緩んだ
克実 「 どーのこーの言ってお前も嬉しそうだな おぃ！ 」
「 なわけ無いでしょ
可愛い子置いてくんだから 」
克実 「 なに 女か？ 」
「 ったく⋅⋅⋅ 邪魔ばっかりすんだよね
おっさん 」
克実 「 おっ！ あの最近流行ったやつだろそれ！ 俺にも言ってくれよw 」
「 言わねーよ 」
克実 「 言ってくれよw 」
「 しつけーな 金とるぞw 」
克実 「 じゃー 運転手さん赤坂まで 」
「 聞けよ！ ったく⋅⋅⋅ 」
克実 「 こないだ話しただろ？ 」
「 なにが 」
克実 「 ほら お前に会いたがってる子がいるって 」
「 あー 」
克実 「 一回でいいからさ
俺の顔たたせると思って な？ 」
「 一回だけだかんね 」
克実 「 わかってるって！ 」
さっき通ってきた外の景色を
俺はまた見つめた
「 ここ おっさんの行きつけ？ 」
オシャレなコンクリートの外観をした店の前に
タクシーは停まった
克実 「 まぁ そんなもんだ 」
鉄の重いドアを開けると店内は薄暗く
オシャレな雰囲気が漂っている
カウンターの中には目鼻立ちのハッキリしたバーテンダーがいて
「 お連れ様 先にお通ししてます 」
そう おっさんに伝えた
「 俺 飯食いに来てんだけど
どう見ても酒しかないよね？ ここ 」
克実 「 あるある！ うまいのが 」
適当な返事をするおっさんに
やっぱり来るんじゃなかったと後悔した
広い店内
カウンターの上にある照明がこの店では1番明るく
向かいにある何十個ものボックス席には照明も少なく薄暗かった
里穂 「 克実さん！ 」
克実 「 あー 里穂ちゃん 店すぐ分かった？ 」
里穂 「 はい！ 大丈夫でした 」
克実 「 はい 連れてきたよ？ 生ニ ノ 」
里穂 「 えっ⋅⋅⋅ うそ 」
おっさんの後にいた俺が前に出ると
さっきまで元気に話してたその子が口元に手をあて急に声を詰まらせた
里穂 「 ごめんなさい 私⋅⋅⋅ずっと大好きで 」
「 あ⋅⋅⋅ そうなの？
初めまして 二 宮です 」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 534人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
み(プロフ) - もう更新されないのですか？(T_T) (2021年3月1日 4時) (
レス) id: 196a18a04c (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんばんは。ん〜…届くかは分かりませんが、続きが読めたら嬉しいです (2019年11月2日 3時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃんの経験したものに感謝しかないわぃww頭の中では和に変態プレイしたいんだが流石に和が悶てる所はかけんわなぁwwみんなが欲しいんは優しくせめてくる和やもんね☆ 追伸 美味しいパン屋ができました。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - お腹の辺りモゾモゾしたね（笑）ツクの中で和くんにいっぱい愛されるからだいじょうぶ(´∀｀* ) 和くんの指大好物だぞ！今回も脳内再生を駆使していい感じに再生したわ（笑）最近パン食べてないわー。はよ一緒に食べたいわ。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: af7fc0ae79 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃん 遅くなってゴメンだよ涙 パン食べてるか？！わぃも食べて進化しておるぞ！ww最近 キンプリの平野くんと岸くんが気になってたまんない私。。。 (2019年7月10日 14時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みま
| 作成日時：2018年6月14日 16時
