彼の家 ページ45
持てるだけの紙袋を両手に持ち
家を出た
彼の家の鍵がしまっている鞄を
途中 何度も何度も見て頬が緩む
大好きなヒールを履き
軽快な音をさせながら彼の家へと私は歩いた
行く先を遮るような向かい風も
今の私には気持ちよく感じた
歩く事10分
大きな通りに出ると
今までの雰囲気とはガラッと変わった
綺麗に手入れされている緑の木々
日当たりのいい通り
目に飛び込んてくるものはどれもオシャレな建物ばかりで
こんな所に住めるんだっていうワクワクと
大丈夫かな？っていう
少しの不安
そんな事を考えながら歩く私の前に
彼の家のマンションの銘板が目に入った
青い空に
真っ直ぐに向かって立つコンクリートの固まり
マンションの入り口に続くアスファルトを一歩一歩踏みしめて歩いた
自動ドアが開くと
そこには大きなエントランス
持っていた紙袋を下に置き
鞄の中から彼の家の鍵を出し
ホールにある鍵穴に鍵をさして回すと
ピピッ と
エレベーターへと続く扉が開いた
二台あったエレベーターの一つは
運良く一階にあり
エレベーターの中に入り
彼の住んでる階のボタンを押す
一階ずつ上がっていく数字を目で追いながら
心の中で私はカウントした
扉がゆっくりと開き
ギュッと
持っている紙袋に力が入る
フロアに2つしかない玄関のドア
右側のドアの前に私は立った
今日からここが
私の帰る家になるんだ
表札も何も無いドアの前にしばらく私が立っていると
「 なに 入んないの？ 」
少しだけ笑って話す大好きな声が聞こえてきた
声のほうに目をやると
私のほうに真っ直ぐに歩いてくる彼
『 早かったね？ 』
声をかけると
彼はフッと笑い
手に持っていた鍵でドアを開け
私に中に入るようにとドアを開け待ってくれた
『 お邪魔します⋅⋅⋅ 』
「 ただいまでしょ？ 」
『 あ⋅⋅⋅ ﾌﾌｯ ただいま 』
両手に持ってる紙袋が玄関の入り口で何度も当たり
なかなか前に進めない
『 キャ⋅⋅⋅ 』
紙袋で見えない足元に何かがぶつかり
バランスを崩した私は
持っている袋ごと
彼の家の玄関で思いっきり転んだ
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みま(プロフ) - 瑞希さん» 熟読！ ありがとうごさいます♪ 基本 彼女ちゃんには甘めな彼 でも今カノと元カノは雰囲気がすごく似てるタイプなので揺れ動いちゃうのかな〜 ww 今日 続編を立ち上げました！また良かったら遊びにいらしてくださいませ♪ (2018年6月14日 17時) (
レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃーん♪ 波乱 書ける？ホントにww さぁ今日からまたLet's妄想しなくちゃw 息抜きにわちゃわちゃも書きたひ。。。（笑） (2018年6月14日 17時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ちーさん» 甘いチョコレートを食べるとポテチを食べたくなりますよね？w 彼女ちゃんとの甘々な生活もまたいいですが主婦が書くお話。。少し刺激もスパイスしちゃいますw また続編にぜひ遊びにいらしてください♪ 嬉しいコメントありがとうございました！ (2018年6月14日 16時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - kanaさん» 嬉しいコメントありがとうございます♪ 甘くて耐えられませんか？w 基本私の妄想する彼は彼女ちゃんに甘く少し意地悪な言い方をする彼です そんな彼に書いてる私が1番萌えてるイタイ子ですがこれから仲良くして頂けると有り難いです☆ (2018年6月14日 16時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞希(プロフ) - こんにちは！一から熟読しました(笑)甘いと思いきや和くんの葛藤...続きが楽しみです！ (2018年6月13日 10時) (レス) id: 5a3ef4abb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みま
| 作成日時：2018年3月21日 21時
