【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart3☆仲間を見つけて☆【カゲプロ】

★９４★誤送信 ページ7

ﾛｰﾘｨ「えっと…ごめんA、変な表示が出ちゃった」

貴「え、変な表示？」


蜘蛛騒動が起きてから少し落ち着いたAはローリィからケータイを受け取る。
そして、表示されている送信完了の文字に目を見開いた。


貴「え…誰に何を送信して…！！」

ﾌｨﾘｱ「どうしたの？…まさか壊れた！？」

ﾛｰﾘｨ「ご、ごめんなさい！！」

貴「大丈夫、壊れてはいないから…いや、ある意味大丈夫じゃない」



履歴を確認すると、1本の動画をとあるメカクシ団メンバーに送信してしまっていた。
急いでAはその相手に取り消すようメールを送る。



貴「まさか動画が撮られてるなんて、どこから撮ってた？」

ﾛｰﾘｨ「えっと…Aが蜘蛛を見つけたあたりから…かな？」




―――――
―――


青い天馬のギルドにて。



ピロリンッとケータイの音が鳴った。
そのケータイの持ち主はクロハである。



ｸﾛﾊ「あ？誰から…Aか」

ｺﾉﾊ「え、Aから？」


神からだったら冷やかしのメールでも返そうと考えていたクロハだが、Aからの連絡だとわかると素直にメール画面を開く。
そこには文章は打たれておらず、動画が添付されているだけだ。

その動画を確認しようとすると、再びケータイが振動する。更にAからメールが届いたのだ。



ｸﾛﾊ「またAから…どうしたんだ？」

ｺﾉﾊ「何かあったのかな？ﾓｷｭﾓｷｭ」


コノハが何処からかネギマを取り出して食べているのを敢えて突っ込まず、クロハは少し考えて再度来たメールの方を開いた。

もしかしたら文章を打つ前に先に送ってしまったのかもしれない、そう思いながら開いたのだが…



『さっきのメールは消しておいて、絶対にね！？
　消さなかったら…どうなるかわかってるよね？』




文章だけでもAがどのような表情をしているのか想像できてしまう。

そこでクロハは素直にメールを削除…するはずもなく。
単純に誤送信であったとしても動画が添付されていたのだ。気になって仕方がない。



ｸﾛﾊ「Aには悪いが見てみるか」

ｺﾉﾊ「…動画？」

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