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●小話4●かき氷 ページ50

Aが剣咬の虎に入ってから数日経ったある日のこと。


食堂に訪れていたAはいつものように氷を注文しようとしていたが、厨房にいた男がAを呼び止めた。


突然声をかけられたことに疑問を抱きながら男の方へと向かうと、男の手元にある物を見てピタリと固まる。

…そして、まるで花が咲くように表情が笑顔になった。




貴「そんな…もしかして、これを食べていいんですか!?」

「いつも氷の塊を注文するもんだから流石にそのままではいけないと思ってね…メニューに加えてみたんだ。
 まだ試作途中だから、良ければアドバイスが欲しいな」



Aの目の前には、イチゴの果肉とソースがたっぷりとかけられたかき氷。

まるで宝石を見ているかのように、Aの目がキラキラと輝いている。




貴「いただきます!……んん〜〜!!」


Aは手を頬に添えて幸せそうな表情でかき氷を味わう。
その際に周りに氷の結晶が散らばっていくが、その光景がより一層かき氷をキラキラと輝かせていく。


食堂にいたギルドの人々はその光景を目撃し、次々と言葉を零していく。




「まだ季節で言えば早いのは分かってるんだけど…」

「Aが美味しそうに食べてるのを見てたら、私も食べたくなってきたかも」



こうして、突発的に食堂ではかき氷を注文する人が続出した。





フィリア「流石Aね…あんな幸せそうに食べてるのを見ると確かに私も!ってなっちゃうわ」

レクター「でもあれって何杯目でしょうか?結構食べてる気がするんですけど」

スティング「多分5杯は食べてるんじゃね…?」

ローグ「お腹を壊さないか心配になってくる…」



「どうだ?シンプルにソースと果肉だけじゃ物足りないだろうか…」

貴「そうですね…シンプルなものも好きだけど、もう少し甘味があるのも食べたいです!」

「甘味…じゃあこれはどうだい?」

貴「わぁ…!最高です!!」




実質6杯目のかき氷にはソースと果肉だけでなく、練乳が贅沢にかけられていた。
Aはテンションが高まり、スプーンで山盛りにすくって頬張る。


頬張った際に口の端から練乳がトロリと零れていった。

Aは服に落ちないよう慌てて手を添え、手についた練乳をこっそりと口に含む。






スティング「…ちょっと刺激強くないか?」

ローグ「おい今何を考えた」

スティング「ローグもガン見してるじゃねぇか」


2人が何を考えたのかはご想像に……。

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設定タグ:カゲプロ , フェアリーテイル , 剣咬の虎   
作品ジャンル:アニメ
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夕愛(プロフ) - 光鶴さん» 全然大丈夫ですよ!!じゃあ、描けたらまた声かけますね(゜▽゜〃 (2015年2月11日 17時) (レス) id: 5f8b2428f5 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 夕愛さん» 返信がとんでもなく遅れてスイマセン;もちろんOKですよ!! (2015年2月11日 15時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
夕愛(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!えっと、この作品の夢主ちゃんを私のイラスト集で描いて載せてもいいですか?描いてみたいので…!あ、無理でも全然大丈夫です! (2014年12月15日 19時) (レス) id: 5f8b2428f5 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - 哀音さん» 続編を考えているので、しばらく待っててください!<m(__)m> (2014年9月19日 17時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
哀音 - 更新頑張って下さい♪続きがきになりますっ!! (2014年9月19日 7時) (レス) id: 68ee5197a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年8月10日 21時

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