【FAIRYTAIL】メカクシトリップPart3☆仲間を見つけて☆【カゲプロ】

☆１０５☆歌魔法の弱点 ページ18

貴「…大魔闘演武？」


　ギルドでの生活も慣れてきて、数週間経ったある日のこと。

　私はユキノさんと会ってお喋りをしていた。その時に出てきた言葉…大魔闘演武。



ﾕｷﾉ「年に一度フィオーレ中のギルドが集まり魔力を競い合うんです。今回は私も出るんです、ミネルバ様の代理という感じですが…」

貴「なるほど…流石に私は新人だから出られないか」

ﾌｨﾘｱ「まだわからないわよ、Aは強いんだもの」

ﾛｰﾘｨ「その大魔闘演武っていつあるの？」

ﾕｷﾉ「3ヵ月後です」


　3ヵ月か…長いようで短かったりして。
　私も出てみたいけど、ここは強い人が多いからなぁ。




貴「んー、どうやったら今より強くなれるかな？」

ﾛｰﾘｨ「Aは今でも十分じゃない？歌魔法(ソングマジック)もあるし」

貴「いや…実はちょっと弱点があるんだよね」

ﾌｨﾘｱ「え、そうなの？何だか意外ね」

貴「いつもは音楽を聴くことで発動されるんだよね。その代わり音楽が途中で止まったり、遮られたりしたら効果が消えちゃうんだ」

ﾕｷﾉ「歌魔法を使うときはその機械のようなものを使っていますよね」

貴「はい、いつもこれで音楽を聴いてるんです！」



　もし音楽プレイヤーやイヤホンが壊れたりしたら本気で泣く自信しかない。特にイヤホンは断線したとなると悲しすぎる。



ﾌｨﾘｱ「歌う時もそれを使ってるわよね。使わなかったら歌っても意味がないの？」

貴「んー…なんて言うか、威力が弱まるんだよね。実際聴く時とはテンポが違ったりもするし」

ﾕｷﾉ「曲のテンポが違うだけで効果が弱まるのですね…」


　実際に音楽プレイヤー無しで歌ってみたことがあったけど、思うように威力が上がらなかったことがある。いざという時にすぐ発動できないのが辛い。



ﾙｰﾌｧｽ「へぇ、歌魔法にそんな弱点があるなんてね」

貴「あ…ルーファスさん！」


　ルーファスさんが興味を持ったようで、私達の会話に参加した。
　…ルーファスさんからのアドバイスを聞いたら、参考になるかもしれない。



ﾙｰﾌｧｽ「歌魔法の事も興味深いけど、Aには滅竜魔法があるんだ…滅竜魔法のことも考えておかないとね」

ﾕｷﾉ「A様の滅竜魔法は氷、水、草ですよね。魔力の消耗が激しいことはないんですか？」

貴「魔力量は凄く高いって言われたことがあるので…」



　だからと言って滅竜魔法をバンバン使いすぎたら流石に疲れるけどね。

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