六十三話［自覚］ ページ2
Aside
“竈門炭治郎”
その名前が出た瞬間、私の額に汗が滲むのが分かった
炭治郎に痣…
彼の額の痣がそれなのだろう
柱の多くに痣が発現してないにもかかわらず、一般隊員に痣が発現した
自分の柱としての責任を重く見ている私にとって、己の未熟さを感じている
鍛錬を積まなくては
そして鬼舞辻無惨が動き出す前に
痣を発現させなければ
悲鳴嶼「A…」
悲鳴嶼さんに名前を呼ばれ、背筋が伸びた
気付けば、自分の羽織にシワができる程手を握り締めていた
感情的になるな
私以外の人は皆、私を驚く様な目で見つめる
悲鳴嶼「…まだ自分が弱いと思っているのか」
え…
まさかそんなことを言われるとは思わず、言葉を失った
しかし未だ、自分は未熟だと思っている
実際未熟なのだから
悲鳴嶼「Aは己の強さを分かっていない…」
A『…柱としてお選び下さったお館様を信じた上で、自分が柱相応の強さだということは自覚しなければなりません
私はそれをしています
自分で言うのもなんですが、実力はそれなりにあると思っています
しかし竈門隊士と頻繁に任務をしていた私が、彼の痣が何時出るか、どのような時に出るかを知っていなかったことに…
己の情け無さを感じます
あまね様、お話を遮ってしまい申し訳ございませんでした。
続けて下さい…』
あまね「いえ、お気になさらず
A様も気負うことなくお過ごしください…
あなたは何も悪くございません」
A『ありがとうございます』
あまね様にまで気を使わせて私は何をしているんだろう
その後、あまね様のお話は痣の訓練の内容で締めくくられた
既に痣が出現している隊士は、常に痣状態であるように訓練をするらしい
あまね様もご子息様も退室された
この
悲鳴嶼「なるほど…
しかし
そうなると私は一体どうなるのか…
南無三…」
隣の悲鳴嶼さんは数珠を鳴らしながら話す
冨岡「あまね殿も退室されたので失礼する」
そう言って立ち上がる義勇
彼も私と同じような事を考えているのか
あるいは、別の事を考えているのか
私は後者に予想がつく
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イナイレ大好き人間(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます〜！！更新遅くてすみません、めちゃめちゃ励みになりました！頑張ります！！！ (2020年2月16日 17時) (
レス) id: 5e13781f6d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2020年2月16日 17時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます。面白いなんて勿体ないお言葉です。更新遅くなってしまい申し訳ありません。頑張ります！！ (2020年1月16日 17時) (レス) id: 34131ad84a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 面白いですー！！ 更新頑張ってください！応援しています( *´艸｀) (2020年1月16日 16時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - キアさん» ありがとうございます！更新遅くてすみません。来週からまた再開する予定ですので、引き続きよろしくお願いします！コメントとても励みになりました！！ありがとうございます (2019年12月7日 20時) (レス) id: 874c14cc3a (このIDを非表示/違反報告)
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