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将来 ページ16

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隼side



Aが翔吾を見た瞬間、僕と手を握っていた手に
少しだけ力が入ったのがわかったんだ

どうしたんだろう、と思って
顔を覗き込んだら少しだけ怯えていたんだ
目はいつものキラキラが無くなってて
顔はどんどん青白くなっていってる


これ以上ここに居たらダメだ
そう悟った僕はランペのみんなに
ごめんね、って言ってからAの手を引いて立ち去ろうとした



そしたら翔吾に腕を掴まれてその場に立ち止まった




隼「…見てわかんねぇかな、Aが震えてんの。」


翔「…わかるから、止めたんです、」


隼「じゃあわかんだろ、お前の事を見ただけで震えたの。だから帰らせて?」


翔「、待ってください…」


陸「翔吾!お前バカなの?ここ普通に街中だし、先輩に何してんだよ!」




僕と翔吾が睨み合ってたら
横から陸が入ってきて、すいませんって謝られた
…よかった、あのままだったら
たぶん僕、翔吾に掴みかかってた

Aを見たらまだ震えてたから
少しでも安心させたくて
目線を合わせて頭を撫でてあげた




隼「ごめん、怖かったね。家に帰ろう?」


『はー、くん、大丈夫だよ…早く行こう、?』


隼「うん、行こっか。…じゃあな、翔吾」


翔「っ、A…」




最後に翔吾がAの名前を呼んだ
聞こえたはずなのに振り向かなかったA
…これは期待してもいいの?
良い方向に向いてる?

でも今はそんなことはどうでもよくて、
震えているAをはやく抱き締めてあげたいから
はやく家に帰ろう




すぐにタクシーを捕まえて、一旦Aの家に行った
そこでAの着替えを取ってから
僕の家に移動した


Aは初めて僕の家に入るから
少しだけワクワクした目だったんだ
よかった、さっきよりはだいぶマシになってる

家に入って荷物を置いてからすぐに僕はAの事を抱き締めた
僕の家に来てからも少しだけ震えていたから
何にそんな怯えているんだろう…


しばらく抱き締めてあげていたら
だいぶ落ち着いたみたい




『ありがと、はーくん』


隼「何にもしてないよ?」


『ふふ、優しいね。さて、夜ご飯は何がいい?』


隼「うーん…オムライスがいい!」


『りょーかい。冷蔵庫に材料あるから作るね!ソファで待ってて?』


隼「はあい」




ソファからずっとAを見ていたら
なあに、って笑って話しかけてくるんだ

なんか新婚さんみたいでいいな
やっぱり僕はAじゃないと
この先の将来なんて考えられないよ





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moka(プロフ) - この作品大好きです!次の更新も楽しみにしてます!早く隼とくっついてほしいなぁ、、、 (2018年7月5日 22時) (レス) id: 98d3621a2d (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です (2018年6月15日 23時) (レス) id: 15d88f7159 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらんぼ | 作成日時:2018年6月15日 19時

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