ある日常の記録～軍師と女戦士の場合～２【ドラクエ11 ホメロス落ち】 (ページ6)

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ハロウィン１-仮装魔物たちの祭典８（完結）ページ6

「今日はとっても楽しかったわ！長老さまから許可はもらってきたからたっぷりお祭り楽しんで行くわね」

宿へ戻るイレブン達を見送ってから、A達４人は城へ続く階段を登り始めた。
一等地に辿り着いた所でマルティナとグレイグと別れる。

「それじゃあ私達、２人で『二次会』をするから。おやすみなさい、A、ホメロス」
「ええ、お休み」
「お休みなさい、姫様」

覚えたてらしい言葉を使い、グレイグと仲睦まじそうに去って行く。
マルティナ達の姿がかなり小さくなったところで、ホメロスが口を開いた。

「では私達も『二次会』をするか？」
「ええ、そうね。じゃあどこへ行きましょうか。出店はもう殆ど終わってしまっているかもしれないけれど…」
「何を言っている？私の部屋に決まっているだろう」
「え…」

表情が固まるAにホメロスは悪魔の様な笑みを浮かべて言う。
衣装の雰囲気も相まって、それが余計に際立って見えた。

「菓子も私１人では食べきれぬほどあるのでな。茶でも飲みながらお前と静かに過ごしたい。それに…」

ホメロスは悪魔の笑みを深め、Aにトドメを刺してきた。

「お前の衣装はもう１着あるそうだな？シルビアから聞いている」
(シルビア～～～)

今この場にいない友人の名を、心の中で呼ぶ。
何でわざわざ教えるんだとまた心中で愚痴をこぼした。

「せっかくなのだから、披露してもらおうか？着なければシルビアに申し訳が立つまい？」
「う…わかりました…」

そうなる様にわざわざ導く事はやめてほしいと思ったが、確かに作ってもらった衣装をタンスの肥やしにしてしまうのは申し訳なく感じたので、Aは頷いた。

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今回は３話に渡ってお届け致します！
本編→深き秋の夜の夢(年齢制限ありのページ)→祭りの喧騒の追憶と読んでいただきますとストーリーは繋がります。
裏描写が苦手な方は秘め事ページを飛ばして読んでいただいても大丈夫です！
冒頭に出てきた暦は、小説ドラクエのロト３部作からお借りいたしました。