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わったーがポケットから取り出した鍵で中に入る。

やっぱり慣れた様子で廊下を進むわったーに続く俺たち。
ドアを開けた先はリビングで、奥には対面キッチン。
キレイな部屋だな〜。
ちょっとだけ潔癖な俺も、ガヤんちは平気かも!

食材らしきものをキッチンに運んで、冷蔵庫に入れたりしてるわったー。
ここで暮らしてるって言ってもおかしくないじゃん!
やっぱり、わったーとガヤって付き合ってるかも。

健永と二人してニヤニヤしていたら、リビングのドアが音を立てた。


「わたー・・・。えっ?!はぁ?!」


髪を拭きながら入ってきたガヤは、俺たちを見た途端に目をまん丸くした。
そして、すぐに眉間に皺を寄せて顔を曇らせる。


「お前ら、なんでいるんだよ。ってか、わた。どういうこと?」

「俺だって知りたいよ・・・。こいつら、急に現れてさ〜」


わったーは呆れかえった顔をしながら、俺たちが来た経緯を話す。

はぁ〜。

大きなため息を吐くガヤ。


「で?俺んち来て、どうしたいの?」


テーブルを挟んだラグの上に二人並んで座る俺たちに、ソファに座ったガヤが片手に頬を突きながら呆れた口調で尋ねた。
本当にプラベでもかっこいい。
さすがキングだな〜。


「どうって・・・。ガヤんち入ってみたいなーって」

「あっそ。じゃあ、もういいだろ?帰れよ」

「ええー!なんでよ!」


健永と二人でブーブー言うと、ガヤはため息を吐いて。


「入ったんだから、もういいだろ?」

「お昼くらいご馳走になりたい!」

「ニカ。お前・・・」


俺がそこそこ選んで遠慮して言った言葉に、ガヤは頭を抱えた。

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ちひろ(プロフ) - お久しぶりです。読むの遅くなってすいません!完結ありがとうございます! (2018年12月9日 22時) (レス) id: 6f10efbcbd (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - yikumiさん» yikumiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。藤北、ニカ千と違った雰囲気を感じ取っていただけて嬉しいです。どちらのカップルもそのカップルならではの幸せを掴んで欲しいですよね。こちらこそ、有難うございました! (2018年8月17日 1時) (レス) id: 0ad3d6ba9b (このIDを非表示/違反報告)
yikumi(プロフ) - まゆかさん、こんにちは。完結おめでとうございます。ニカ千も藤北も大好きなので、とても楽しく読ませて頂きました。藤北の物理的には遠いようで心は通い合っている感じ、ニカ千の可愛らしくて素直な感じ、どちらも素敵で幸せになって欲しいです。有難う御座ました。 (2018年8月16日 9時) (レス) id: b2d5f85776 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - きいこさん» きいこさん、初めまして。コメントありがとうございます。楽しみにしてくださって嬉しいです!更新再開したわりにあっさり終わりますが、読んでやってくださいね。 (2018年8月16日 1時) (レス) id: 0ad3d6ba9b (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - クッキーミントさん» クッキーミントさん、初めまして。コメントありがとうございます。せっかく読んでいただいてたのに更新遅くなってすみません!やっと完結なのでよろしくお願いします。 (2018年8月16日 1時) (レス) id: 0ad3d6ba9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆか | 作成日時:2016年7月3日 17時

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