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部長「よぉーし、じゃあみんな聞いてくれ」
部長のその一言で一気に集められた視線。
その部長の横に立つ男の人。
美「あ、あれだ！あれ！」
「さっき言ってた人？」
美「そうそう！」
美希が後ろからこそこそ話で話しかけてくる。
色白で高身長。
おまけにスタイルもいい。
チラホラ聞こえる女子のひそひそ声。
確かにかっこいい。
世にゆうイケメンではある。
それにどことなく悠太に似てる。
玉「玉森裕太です。よろしくお願いします。」
「ゆうた…」
まさか、と思った。
「同じ名前…」
ありえないと思った。
部長「じゃあ玉森はあそこのデスク、使って」
玉「はい」
そう言ってやってきたのは
私のデスクの向かい側。
玉「よろしくお願いします」
「…どうも」
目を合わせないように下を向いた。
人見知りなのか彼も私の顔を見ずに挨拶。
同じ名前で
しかもどことなく悠太に似てるなんて。
この日から私の毎日は変わっていった。
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作者名：たまゆう | 作成日時：2017年10月6日 1時
