恋愛不器用。 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:8,950 hit

2 ページ2

・

「おはようございます」

この会社に入って2年目。

ようやく仕事も出来るようになって、

後輩も出来て、それなりに充実してる毎日。

美希「ちょっと！ねぇねぇ！！」

「あ、美希。おはよう」

朝から声の大きいこの子は同期の美希。

この会社に入った時から仲良くしてる友達。

美「じゃなくて！聞いてよ！」

「どうしたの？うるさいよ」

美「うちの会社に中途採用で選ばれた男の子が
ちょーーーかっこいいって噂聞いた？」

「え？新しく入ってくるの？」

美「え、それすらも知らなかったの？」

「そんな情報どこから流れてきたのよ」

もうほんと、情報キャッチするのが早いんだから。

美希は受付嬢の子とも仲がいいから

そういうのすぐキャッチ出来る。

「興味ないよ。そんなの」

美「もうほんと、冷めてるんだから～」

「やめてよ」

シャーって椅子で自分の席に戻っていく。

別に男の人には興味なんて湧かないし

好きにもならない。