☆WELCOME☆ voice 2

はじめましてと10回目 ページ38

『水でいいですか…









柿原さん』

柿『えっ､いいの！？ありがとー』


『買うのは全然いいんですけど驚かすのだけはやめてください！…本当に心臓止まりそうになるんですから』

柿『ごめん、ごめん！つい癖で…さぁ、行こっか！』






『……はい』




柿原さんと一緒の仕事はこれで10回目…
それでいつも私を驚かせるから凄くびっくりするんだよね……



柿『Aちゃん！早くー！！』

『今行きまーす！』




まぁこんな明るく接してくれるから何も言えないんだけど……





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-スタジオ-

ガチャ


島『遅かったねーAちゃん……』

柿『残念〜先､俺♪』


島『…………』

『すいません、島崎さん！遅くなりました！これ水です！』


島『大丈夫だよ！ちょっとびっくりしただけ…あ､あとさっきスタッフさんがきてあと30分くらいで始めるって！』


『えっ…！！もうそんな時間…』



柿『失敗出来ないね〜主人公の俺の喉もつかな〜』

『柿原さんの迷惑はかけません！！』


柿『ふ〜ん､楽しみ♪』






-30分後-

ス『じゃあ本番入りまーす……』





………………



島『俺…は…もうダメ……だ…』


柿『何言ってんだ！あいつのこと助けるんじゃないのかよ！！』



(回想)『助け…………て……』


島『それだけが…心残りだ……あいつのことはお前に…ま…か…せ…た…』



柿『オイ…！オイ…！起きろよ！！……ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!』





…………………



ス『はい、OKです！お疲れ様でした！』

『ありがとうございましたー』



はぁ〜今回は喉使ったなぁ…でも主人公の柿原さんが1番大変だよね…
あの叫ぶシーンは圧巻だった
島崎さんの最後のシーンは本当に泣きそうだったし

やっぱり憧れる〜！




島『お疲れ様！Aちゃん』

『島崎さん！お疲れ様でした！！』



島『あの…さ､今日終わったらちょっといいかな』

『はい…？大丈夫ですよ！』


島『本当！？じゃあ楽屋で待ってて！迎え行くから！じゃ…また！』

『わかりました！待ってます』




話ってなんだろ…島崎さんが行く前に聞けば良かったな……



まぁ後でわかるから楽屋行こ…






バッ！！

『えっ……』



いきなり後ろから目を隠されてどこかに連れてかれそうになる……





いったい誰なの…




でもこんなことするのはあの人しかいない……

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