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二次会いくぞーー！って流れになって、二次会行くメンバーがぞろぞろ集まる中、私はそそくさと退散しようとする。
「おい、笹原。帰るんか」
「すいません。今度の仕事がありますので……」
「部長、強制はパワハラに繋がりますよ」
「お、大倉〜！！お前はこいよっ！」
「はい。」
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大倉さんのおかげで抜けれた。
…………仕事があるなんて嘘。
私は、することがある。
…………ラストチャンスにかけるの。
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走ってあのお店へ向かう。
「すみません。……すばるくん、呼んでもらえませんか？」
「お客さん〜、指名なら店入ってからにして？」
「……えっと、」
「はい、どうぞ〜」
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無理やり押し込まれた店内は、騒がしい。
……ゆっくり進んでくと、店の雰囲気がよく見える。
女の子の隣に、すばるくんが座ってる……あっ、目が、合った、、、
向こうもびっくりした顔をしたあと、こっちに向かってきて、パシッと腕捕まれる。
「えっ……？」
「……もう、来んな言うたやろ！！」
「……っ」
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そう言って、私を店へ追い出す。
また、店へ入っていこうとするすばるくんの背中に向かって言う。
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「もう諦めるから……！！」
「……」
「もう諦めるから………最後に一回だけデートして？」
「……」
「来週の14日、空けておいて欲しい」
「……」
「お願い……っ」
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ゆっくり振り返ると、すばるくんはこっちに向かってくる。
「……A」
「……はい。」
「14日、〇△駅の時計広場に13時」
「えっ？」
「お前が言うたんやろ。これが最後な。」
「…………っ」
「……わかった？」
「……(こくん)」
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頷くと、すばるくんはまた店に戻って行った。
……伝わった。
少し、心を開けたような気がした。
でも、これで本当に本当に最後。
…………自分から提案したのに。
「耐えられるかな……私。」
ラストって……これが最後って……。
……耐えられるの？わたし
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なのはなさいた(プロフ) - 毎回楽しみしてます！頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (
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作者名：莉緒 | 作成日時：2019年3月5日 0時
