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「周りからの目線は」 ページ3

桜が場一面に咲き乱れている新学期。

ワイワイと楽しげに話しているのは生徒だけではないらしい。沢山の先生も私達と同じ様子で生徒と話している姿が目に映る。そんな学校は、校門は人で溢れかえっている。

思っていたよりも人で溢れていて私は既に精神が殺られそうだった。
そして、私の隣にいる彼は私以上に緊張した面持ちをしている。私よりも綺麗で艶のある長い黒髪を1つで纏めている彼は、今日も薔薇のように美しい。顔だけ見れば、綺麗な女子だと思うのだが制服を見ればそれは驚きに変わる。


「……あれって男なの?」


と私達を指差しヒソヒソと話す声が聞こえる。しかしそれは彼女だけではないらしい。私達を目にした生徒はほぼ全員と言っていいほどこの会話をするのだ。
隣にいる彼は、見た目は美人な女子。しかし制服は男子用の制服。これに疑問を感じざるを得ないのだろう。


「いや、女でしょ」


その疑問は彼を知らなければ晴れることはない。

眉を下げて、悲しそうな目をする彼をもう見ていられなくて私は彼の腕を無理矢理引く。
先生の挨拶も無視して勢いよく早足で進む私を、彼は「まって!」と止めに入る。


「ありがと……」


照れ臭そうにそう声にする彼は私にとったら天使のような存在なのである。彼にお礼を言われるならどんな事だって出来る。


「どういたしまして」


と自信ありげに歯を出して笑う私に、彼は又も優しく笑ってくれる。彼の優しく、謙虚な姿が今でもとても大好きなのだ。

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設定キーワード:恋愛 , LGBT , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:雪見だいふく | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mayu02071/  
作成日時:2019年1月9日 20時

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