33話 ページ34
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敦「それにしても凄い量の本だなあ…」
そんな事を呟きながら取り敢えず部屋の片付けをする事になった僕等は手を動かしつつ、依頼主の探し物を探す。
警察の人にはAがなんとかしていたのだが割愛する。
色々正統派では無いようなやり取りが聞こえたので、あんまり深く聞かない方が良い気がする。
うん。
部屋の壁という壁には天上までの高さもある本棚が備え付けてあり、流石金持ち故か、と関心してしまう。
しかしこの部屋は少し違和感があった。
何故かは解らないが“何か”変なのだ。
僕の横で古本屋という本業をフル活用して黙々と床に散乱した本を分かり易く且つ丁寧に片付けているAに尋ねてみる。
敦「...A、なんかこの部屋、変な感じがしない...?」
質問した当の本人も解らないので当然、Aもよく解らない。
が、Aも“何か”違和感を覚えたのか部屋の隅々を見渡し始めた。
『(確かに、言われてみればそんな気がするな...)』
するとある一角の本棚を指差しこう言った。
『...彼処だけ、なんだか違う。』
Aが指差した先は乱雑に散らばっていた本達とは違って綺麗に棚の中に入れられていた。
この部屋の違和感の正体に二人が気が付いたのはもう間もなくである。
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mayoshougn(プロフ) - サランラップ斎藤さん» コメントありがとうございます。これからも頑張りますので続編でも是非よろしくお願い致します! (2016年11月14日 8時) (レス) id: b4d55729d2 (このIDを非表示/違反報告)
サランラップ斎藤(プロフ) - めっちゃ面白かったです!
主人公くんのキャラもめっちゃ良かったです!
続編楽しみにしております!! (2016年11月12日 23時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
mayoshougn(プロフ) - ♪らんらん♪さん» コメント、ご報告、ありがとうございます。修正致しました。今後気を付けますのでこれからも是非よろしくお願いします。 (2016年10月30日 5時) (レス) id: b4d55729d2 (このIDを非表示/違反報告)
♪らんらん♪ - 5話の太宰さんの一人称が「私」じゃなくて「僕」になってますよー とても面白いでので 更新頑張って下さい。 (2016年10月29日 21時) (レス) id: 67007390ca (このIDを非表示/違反報告)
mayoshougn(プロフ) - *もちもちにゃんこ*さん» コメントありがとうございます。更新頑張りますので是非これからもよろしくお願いします! (2016年10月29日 15時) (レス) id: b4d55729d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:田棚花 | 作成日時:2016年10月25日 23時