【文スト】古書屋堂の幸運の持ち主【男主】

15話 ページ15

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与謝野さん達とも合流した僕達は谷崎さんの異能力 “細雪” を使って店内に侵入した。


外に脱出する事ができた人が言っていた通り、中央ホールに人質が集められているみたいだ。



敦｢乱歩さん...！、居ました！｣




先程決めた作戦の通り、僕と太宰さん、谷崎さんは乱歩さんの元へ向かう。

因みに作戦では国木田さん達は犯人に扮し、賢治くんと共に紛れ込む事になっている。



太｢乱歩さん！｣


そう僕達が声を掛けると、
乱｢やっとお迎えが来たよー。早く出してくんなーい？疲れちゃった〜｣


なんていつも通り我儘を言いながら状況を伝えてくれた。



乱｢多分大元の首謀者は別の場所に居るはずだね。放送をかけている犯人も誰かと連絡を取っているみたいだから。
異能力者もこの犯人の中には居ないみたいだよ。きっと金銭目的なんだろうね。で、...｣




流石、乱歩さん...犯人の手口や目的まで筒抜けだ...。

“超推理”は本当に異能力じゃないのだろうか、才能なんて羨ましすぎる...。


すると乱歩さんは突然、僕等が耳を疑うような事を言い出した。

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