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9.side.K ページ9
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『永瀬先輩って、かっこいいよなぁ…。』
Aが廉くんを見つめる瞳はハートが散らばっている。
あの人のどこが好きかと聞くと、顔と即答された。
恭「顔なら俺でもええやろ。」
『恭平は違う。』
Aが俺を意識してくれるなら、と嘘をついた。
恭「俺、バスケ部のマネージャーの先輩のこと、好きやねん。」
永瀬先輩と真美先輩が両想いなのは知ってた。
真美先輩はいつも体育館からグラウンドのサッカー部を見ていた。
恭「先輩って、廉くんのこと好きなんすか？」
そう言うと先輩は笑って頷いた。
真「よくわかったな。高橋くん。」
恭「俺の好きな女子も、廉くんのこと好きなんで。」
真「廉相手なら勝ち目ないかもな。」
恭「そんなこと言わんといてくださいよ。」
真「まあ、頑張って？
いつでも力になるから。」
真美先輩と廉くんは俺の味方になってくれた。
ただ、振り向いてほしいだけ。
続く (更新停止中)
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作者名：真夜 | 作成日時：2018年12月26日 17時
