コネシマVSシャオロン ページ8
「来たな…！」
「読めとるわ」
風の刃が体を切り裂く。
その飛び込んだ先に、コネシマがダイヤ剣を構えていた。
まぁ出待ちしてるのは予想できるよね。
俺はコネシマの剣をスコップで防ぎ、同時に飛んでくる蹴りを手で受け止める。
ビリビリと手が痛んだが、気にせずに隠していた光の弾を目の前で光らせた。
コネシマが目を押さえるのと同時に、剣をはね返して、スコップを振るう。
「っ、ピカピカ眩しいねん！」
「誉め言葉やん！ありがとう！」
そのスコップがダイヤ剣に受け止められた、その瞬間。
剣の刀身が砕け散った。
それと同時に、スコップに蹴りが叩き込まれ、根元から折れてしまった。
お互いの武器が使えなくなった今、俺はスコップを投げ捨て、拳を構える。
コネシマも同じことを考えていたようで、ダイヤ剣を投げ捨てた。
武器がないなら、拳で語り合うしかない。
俺は光をまとわせた拳を振るった。
「っ、遅いわ！」
「お前も脚以外は遅いなぁ！」
「あ、脚は誉めてくれるんや」
拳を腕で受け流され、脚が真上に伸ばされて顎を打たれる。
続いて放たれた回し蹴りを手の平で受け止めて、その脚を捻ると、コネシマはそのまま体を回転させて床に倒れた。
倒れたそいつの顔めがけて握り合わせた両手を打ち落とす。
コネシマは地面を転がってそれを避け、立ち上がりながら蹴りを叩き込んできた。
その脚を体を回転させながら避け、俺は裏拳をその顔へぶつける。
だが拳はコネシマの手に掴まれ、力のまま体が引っ張られた。
引き寄せられた顔に、腕がぶつかる。
「っ…！」
「とどめや！」
コネシマの踵落としが、倒れた俺の腹に直撃した。
口から血が溢れ、意識が霞む。
もう、無理かも…。
…なんちゃって。
「さっきから、誰と戦ってるの？」
「は？」
コネシマの背後から、スコップを振り下ろす。
ざぁんねんでしたぁ。
光がただの目眩ましな訳ないじゃん。
俺達が物を視覚で認識できるのは、光の反射のおかげ。
その光を操れる俺は、視覚を操れるとも同義なんだよねー。
スコップが折れたところから、コネシマが見て戦ってたのは、全部幻覚。
人間ってほとんどの情報を目に頼ってるからね、触覚とかも視覚が勝手に補っちゃうんだって。
俺が竜巻の中で用意していた隠し玉、しっかりと作用したみたいだ。
状況が理解できていないコネシマへと、最後の一撃を叩き込む。
「っ…！」
「ざっこぉおお！！」
最後にめちゃくちゃ煽ってやった。
ざまぁみろ！
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フール(プロフ) - みらくさん» ありがとうございます！更新がしばらくできずにすいません…。 (2019年4月9日 18時) (
レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
みらく(プロフ) - 戦いかっこいい！更新これからも頑張ってください！ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 9ed50f23e7 (このIDを非表示/違反報告)
ロコ(プロフ) - フールさん» 気長に待ちますリアル優先で良いですよ (2019年3月27日 18時) (レス) id: ca6c813b86 (このIDを非表示/違反報告)
フール(プロフ) - ロコさん» リクエストありがとうございます。トントンVSロボロ、了解しました。少し時間がかかってしまうと思いますが、気長にお待ち下さい…。 (2019年3月27日 18時) (レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
ロコ(プロフ) - フールさん» 本編から来ました戦闘系の小説大好きなんですよね、この素晴らしい作品にリクエストしたいですtn×rbって出来ますか？最新スピードとかゆっくりで良いのでお願いします (2019年3月27日 17時) (レス) id: ca6c813b86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フール | 作成日時：2019年3月19日 21時
