ラズべりポイズンにジニアを。(その後) (ページ7)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:2,042 hit

7話ページ7

.

背中では門の閉まる音が聞こえた。
向こうの国は舞踏会の準備で忙しいだろうが念の為警戒を厳重にするためだ。

そこからはほとんど口は開かれなかった。
音がすると言えば互いの足音衣擦れの音そして、タバコを吹かす音くらいだ。
足音も訓練で音がしないように歩くというものをしていたから耳を澄ましていても微かに聞こえるくらいのものだが。

車両で来なかったのはトラップを警戒するためだ。
国から国の間はどこまでも続くかのように錯覚してしまうかのような荒野が広がっている。
この荒野も勝手に༊国がトラップを仕掛けているだけだ。༊国の領土ではない。近隣国も大分迷惑をしているようだ。毎年絶えず20～30人ほどトラップによる民間人の負傷者が出ている。

変装は我々軍の者で内の街に住まわせている者がおり、そいつの元でやるという手筈になっている。

門番「止まれ。貴様ら、何者だ。身分証明をするものを出せ」

ut「………」

丁度夜明けの2、3時間前に༊国についた。

門番「おい、何黙っている＿＿「あぁ、すまないね。それは僕の親類だよ」

そう言ったのは手筈通りの༊国の街に住んでいる者だった。

門番「ああ、そうか。すまない。通っていいぞ」

二人は無言で門番の前を通る。

門番(うわぁ…イケメンとブスが並んで歩いてる……イケメンが可哀想……)

門番がそんな事を思ったとき大先生は止まった。

ut「あの……作ってるだけなんで」

そう振り返った大先生の顔は不覚にもキュンとしてしまいそうなものだったが目元がきつかったからそうでもなかった。あと隈があったからそうでもなかった(by作者

ut「あーーー疲れたぁあ」

「少し我慢してください鬱高官ｗ」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

部下にも舐められてんなぁ……()

.