94 ページ47
「今日は急に押しかけちまってすみません、fineの皆さん」
「ふふっ。漣くんは礼儀正しくていい子だね♪…日和くんたちと違って」
日和への非難もそこそこにfineのメンバーへと目を向け、軽く頭を下げるジュン。そんなジュンの様子に英智はふふっと優しく微笑んでいるのだが、その後一瞬で真顔に戻し、目線は日和たちへ。
「あぁぁ、もうっ!本当に彩葉は可愛いね!そのカチューシャもとっても似合っているね!!」
「えぇ!!本当になんて可愛らしいのでしょうね!!可愛い彩葉と共にこのテーマパークで遊べるなんて、最高すぎますね!!」
「うん。本当に彩葉は可愛いね。私も彩葉とお揃いのカチューシャが欲しいな」
英智の目線の先にはただひたすらに彩葉を愛でまくっている日和たちが。そしてそんな日和たちは英智の視線に気づいているのか気づいていないのか、はたまた気づかないフリをしているのか、それはもうデレデレと頰を緩めながら彩葉を構い倒しているのだった。
「もぉぉお!!Eden!!ボクの彩葉を返してよぉ!!いくら日和さまがいるからって彩葉はあげないんだからねっ!!」
「…Edenの皆さま、いい加減にわたくしの彩葉から離れていただいても?それともそれ相応の覚悟がお有りなのでしょうか?」
「フフフ!私の彩葉から離れないとおっしゃるのでしたら私のAmazingな手品で、Edenの皆さまを海の藻屑にして差し上げましょう!!」
そしてそんな日和たちの様子を見てそれはもう憤慨している様子の桃李たち。地団駄を踏みながら叫ぶ桃李に静かに殺気を放ち始める弓弦、そして笑顔を浮かべながらも何やら怖い発言をし始める渉。
先程までは彩葉が喜んでいるからとEdenが来ることになんとか納得をした様子のfineの面々だったが、どうやら彩葉を取られてしまうとなると話は別のようで、それはもうカオスな光景が広がっているのだった。
「えいちおにーたん、くましゃんは?」
そしてそんなカオスな光景が広がる中、ふと彩葉の可愛らしい声が響き渡る。どうやら彩葉は日和たちとおしゃべりを楽しんでいたものの、くまさんのアトラクションに向かう途中だったことを思い出した様子。
351人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
迷子(プロフ) - いちごさん» 反応集まで見ていただけてとっても嬉しいです!ゆったり更新ではありますが、今後も是非お楽しみください♪ (2022年5月25日 17時) (レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 初めまして!この作品とても面白くて見てます!反応集もとても面白かったです! (2022年5月25日 16時) (レス) @page43 id: 176077d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 綺音さん» そんなことを言っていただけてとっても嬉しいです…!ありがとうございます!! (2022年5月7日 8時) (レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
綺音 - 夢主ちゃんにメロメロのfineのメンバーもかわいい…!この小説が私の生きがいだわ... (2022年5月7日 4時) (レス) @page41 id: 2f872b552c (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 美紀さん» 本編だけでなく反応集の方にもコメントをいただいたようでありがとうございます!お互い体調に気をつけましょうね! (2022年3月4日 20時) (レス) id: 7c49e41a7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:迷子 | 作成日時:2022年2月15日 23時