天城兄弟には幼い妹がいました2

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「よし！じゃあ写真も沢山撮ったし、早速アトラクションに乗ろうよ♪あ、でもその前にボク、ポップコーン買いたい！」


「ふふっ、ポップコーンも様々なお味があるようなので悩んでしまいますね♪」


「フフフ！ポップコーンの味で悩むなんて執事さんにも可愛らしいところがあるのですねぇ♪」



フォトスポットで何枚も写真を撮った後、アトラクションに向かう前にポップコーンを購入することにした面々。パンフレットを広げ、ポップコーンのワゴンの位置を確認しながらも桃李と弓弦はどこかワクワクした表情を浮かべており、そんな様子を見た渉は優しく微笑んでいる。



「ポップコーンか。彩葉は何の味が好きかな？きっとキャラメル味とか甘いものがいいよね？」


「うん！あまいのしゅき〜！きゃらめる？…がいい！」


「ふふっ、じゃあ早速キャラメル味のポップコーンを買いに行こうか♪桃李たちは何の味にするか決まったのかい？」



そしてこちらはこちらで、のんびりとパンフレットを開いて眺めていた英智と彩葉。甘いものがいいのではないかと思った英智が彩葉に問いかけると、彩葉は嬉しそうに答えた為、早速キャラメル味のポップコーンを買いに行くことにした様子。そして桃李たちは何の味にするか決まったのだろうかと声をかける英智。



「うーん、ボクもキャラメル…、いや、でもチョコレート味とかもあるんだよなぁ…う〜、どうしよう…っ」


「ふふっ、わたくしよりも坊ちゃまの方がお悩みになっておりますね♪わたくしはシンプルにソルト味のポップコーンにいたします♪」


「私もソルト味にしましょうかねぇ！」


「えぇ！皆決めるの早いよぉ！！」



…どうやら桃李はまだ絶賛悩み中のようだが、弓弦と渉はもう既に決まったようで早速ポップコーンを販売しているワゴンに向かうことに。…そしてそれぞれ味ごとにワゴンが離れている為、一旦解散し、ポップコーンを購入次第また集合することにしたのだが、桃李はとりあえず弓弦と渉についていくことにしたのだった。















「わぁ！えいちおにーたん、いいにおいしゅるね！」


「はぁ、可愛い…。そうだね、彩葉♪甘くていい匂いがするね♪」



そして彩葉と二人、キャラメル味のポップコーンワゴンに向かっている英智。ワゴンに近づくにつれ、甘くていい香りが漂い始めた為、彩葉はとっても嬉しそうに英智に声をかけており、英智はそんな彩葉に癒されつつ、ゆるゆると頬を緩めたのだった。

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