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そして再び始まる昇天ドライブ。
「…うわぁぁあ！…行く時は旅行が楽しみなのもあってなんとか耐えられたけど…っ！帰りはめちゃくちゃきつい…っ！タッツン先輩…！お願い…！！お願いだから安全運転をして…っ！！！」
「ヒィイイ…っ！！こ、これ制限速度をちゃんと守っています！？…窓の外の景色の移り変わりがありえないくらい早いのですが…っ！？？」
「ふふっ、しっかりと速度は守っていますのでご安心を♪曲がりなりにもアイドルですからね、交通違反などはしないように十分注意していますよ♪」
「…じゃ、じゃあなんでタッツン先輩の運転はこんなにもスピードを感じるのぉぉお！？……おかしくない！？」
車内には行きと同じく藍良とマヨイの悲鳴が響き渡っており、マヨイはあまりのスピード感に、一瞬巽の速度違反を疑うのだった。しかし巽は動じることなく爽やかな笑顔で返し、藍良の悲鳴のような叫びが響き渡っている。
「藍良もマヨイ先輩も、巽先輩の運転にはまだ慣れないみたいだね！彩葉は今日も巽先輩の運転が楽しいみたいで何よりだよ！」
「はやーい！たちゅみおにーたんがんばれー！！」
「ま、待って彩葉！そんなに可愛くタッツン先輩に声援なんて送ったら…！」
「…彩葉、任せてください！巽お兄ちゃん精一杯頑張りますね！！！」
「ヒッ…ヒィィイ…っ！！更にスピード感が…っ！え、これって絶対に制限速度を超えていますよね！？ヒィ…っ！怖い怖い怖い怖い…っ！！」
「いやぁぁあ！！無理無理無理無理…っ！！どうか…！どうか無事に帰らせてください…っ！！うぅ…っ、お願いします…っ！！」
そして彩葉は今日も今日とて巽の運転を楽しみ、更には巽に声援を送り始めてしまった為、藍良はギョッとし、慌てて彩葉を止めようとしたが時すでに遅し。巽は気合い十分にハンドルを握り直したのだった。そして顔をこれでもかと青ざめさせて怯えるマヨイと遂にお祈りまで始めた藍良。この地獄のようなドライブはこの後数時間続いたのであった。
「…や、やっと帰ってこられた…！無事に、無事に帰ってこられてよかったぁぁぁああ！！！」
「…はい…っ！どうにか無事に帰ってこられましたね…っ！…はぁ…、生きているってこんなにも素晴らしいことだったのですね…っ！！」
そして寮へと到着。車を降りた瞬間、藍良とマヨイは地面へと崩れ落ち、無事に帰ってこられた喜びを心の底から噛み締めたのだった。
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迷子(プロフ) - いちごさん» 反応集まで見ていただけてとっても嬉しいです！ゆったり更新ではありますが、今後も是非お楽しみください♪ (2022年5月25日 17時) (
レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 初めまして！この作品とても面白くて見てます！反応集もとても面白かったです！ (2022年5月25日 16時) (レス) @page43 id: 176077d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 綺音さん» そんなことを言っていただけてとっても嬉しいです…！ありがとうございます！！ (2022年5月7日 8時) (レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
綺音 - 夢主ちゃんにメロメロのfineのメンバーもかわいい…！この小説が私の生きがいだわ... (2022年5月7日 4時) (レス) @page41 id: 2f872b552c (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 美紀さん» 本編だけでなく反応集の方にもコメントをいただいたようでありがとうございます！お互い体調に気をつけましょうね！ (2022年3月4日 20時) (レス) id: 7c49e41a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷子 | 作成日時：2022年2月15日 23時
