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「ぐ…っ…!愛らしすぎますな…っ」
「はぁ…っ、僕の彩葉がこんなにも可愛い…っ!見逃さなくてよかった…!」
そしてそんな可愛らしい彩葉に巽は悶え、いつの間にかこちらに戻ってきていた一彩も彩葉の可愛さに悶えているのであった。
「たちゅみおにーたん、にぃに、やぎしゃんごはんたべた…!!」
「はぁ…、本当に愛らしい…っ!よかったですな、彩葉♪ヤギさんも彩葉からご飯を貰えて喜んでいますね♪」
「っ…彩葉!頑張ったね!…彩葉が頑張っている様子はしっかりと動画に収めたから後で兄さんに送ってあげよう…!」
そして無事にヤギにエサを与えることのできた彩葉がとびきりの笑顔で報告をすると、巽や一彩はデレデレと頬を緩めながら彩葉の頭を撫でたのだった。
そして彩葉と共に小さなヤギにエサをあげるはずだったマヨイはと言うと…。
「ヒィィイ!!わ、私も彩葉と同じ小さなヤギにエサをあげるはずだったのですけど!?…な、何故こんなにも大きなヤギが私の目の前に…!?…というか…っ、先ほどまでこんなに大きなヤギはどこにもいなかったのですけど…!!?」
「うわぁ!?そんな大きなヤギどこにいたの!?おれ絶対その子にはエサやりできない!!マヨさん頑張って!!」
「ヒィィイ…っ!!あ、藍良さん嫌ですぅぅう!私から離れないでください…っ!!ひ、一彩さん、巽さん助けてください…っ!!大きいヤギ怖い…っ!」
彩葉が小さなヤギへと餌をあげている間に、どこからともなく巨大なヤギが現れ、マヨイはその巨大なヤギに狙われていたのであった。そしてそれを見た藍良は顔を青ざめさせ、マヨイに声援を送りながらもさっとその場から離れてしまった為、マヨイは情けない声をあげながらも、慌てて一彩たちの元へと逃げ込む。
「ふむ。随分と大きなヤギだけどいい子だね!よしよし、沢山エサを食べてもっと大きくなるんだよ!」
「ふふっ。一彩さんはもうすっかりヤギたちの飼育員のようですな♪」
そしてマヨイを追いかけてやってきた巨大なヤギにも全く動じない様子の一彩と巽。一彩はよしよしとヤギの背中を撫でながらエサを与え、巽はその様子を楽しげに見守っていたのだった。
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迷子(プロフ) - いちごさん» 反応集まで見ていただけてとっても嬉しいです!ゆったり更新ではありますが、今後も是非お楽しみください♪ (2022年5月25日 17時) (レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 初めまして!この作品とても面白くて見てます!反応集もとても面白かったです! (2022年5月25日 16時) (レス) @page43 id: 176077d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 綺音さん» そんなことを言っていただけてとっても嬉しいです…!ありがとうございます!! (2022年5月7日 8時) (レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
綺音 - 夢主ちゃんにメロメロのfineのメンバーもかわいい…!この小説が私の生きがいだわ... (2022年5月7日 4時) (レス) @page41 id: 2f872b552c (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 美紀さん» 本編だけでなく反応集の方にもコメントをいただいたようでありがとうございます!お互い体調に気をつけましょうね! (2022年3月4日 20時) (レス) id: 7c49e41a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷子 | 作成日時:2022年2月15日 23時