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「ん？」
そしてそんな四人に彩葉は何事かと首を傾げるのだった。
「「っじゃんけんぽい…っ！！！！」」
そして急に始まったじゃんけん大会。それはもう全力で掛け声を言いながら、目をカッと見開き、何やら本気でじゃんけんをしている様子。
「…あいこですねぇ」
「うん、あいこだね。じゃあ…」」
「「っ、あいこでしょ…っ！！！」」
どうやら一回目はあいこだったようで、もう一度じゃんけんをする面々。しかしその後も二回、三回、四回…と全てがあいこになり、決着がついたのは二十八回目のことだった。
「っ…！！やりました…っ！！あぁ…っ！なんという幸福なんでしょう…っ！！彩葉の隣で寝られるなんて！！」
「っ…、神は俺に味方をしてくれたようですな…っ！彩葉の隣で寝られるなんてとっても幸せです♪…明日はいつも以上に祈りを捧げなければ…っ！」
「あ、あぁあ…、そんなぁ…っ！おれが彩葉の隣で寝たかったのに…っ！！」
「く…っ、なんで、なんで彩葉の兄である僕が彩葉の隣で寝られないのだろう…！」
そして決着がついた後、それはもう幸せそうにガッツポーズを決めるマヨイと巽。そしてその二人とは裏腹に、心の底から落ち込む藍良と一彩。どうやら彼ら、誰が彩葉の隣で寝るかを決めていたようだ。
「さぁ…では彩葉、そろそろねんねしましょうねぇ♪」
「そうですな♪明日も元気いっぱい楽しめるようにゆっくりとねんねしてくださいね、彩葉♪」
「うん！おやしゅみなしゃい！」
「はぁ…っ！…おやすみなさい、彩葉♪」
「く…っ！彩葉、おやすみなさい♪いい夢を」
そして夜9時、マヨイや巽たちにとってはまだまだ眠くない時間ではあるが、そろそろ寝かせた方がいいだろうと彩葉を寝かしつけることに。彩葉からのおやすみなさいの挨拶に悶えながらも、二人は彩葉の隣に寝転ぶと優しくトントンをして寝かしつけたのだった。
「はぁ…っ、もう寝てしまいましたねぇ…っ！本当に愛らしい…っ！」
「っ…、そうですなぁ…っ！あぁ、こんなに可愛らしい天使が俺の横で寝ているなんて…っ！」
「「……」」
そしてすぐに眠ってしまった彩葉をデレデレと眺めるマヨイと巽。その一方で、一彩や藍良は未だ立ち直れず、ズーンと部屋の隅で暗い影を背負っていたのであった。
そして暫く経ち、明日に備えて早く寝た方がいいだろうと、四人も早めに就寝したのだった。
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迷子(プロフ) - いちごさん» 反応集まで見ていただけてとっても嬉しいです！ゆったり更新ではありますが、今後も是非お楽しみください♪ (2022年5月25日 17時) (
レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 初めまして！この作品とても面白くて見てます！反応集もとても面白かったです！ (2022年5月25日 16時) (レス) @page43 id: 176077d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 綺音さん» そんなことを言っていただけてとっても嬉しいです…！ありがとうございます！！ (2022年5月7日 8時) (レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
綺音 - 夢主ちゃんにメロメロのfineのメンバーもかわいい…！この小説が私の生きがいだわ... (2022年5月7日 4時) (レス) @page41 id: 2f872b552c (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 美紀さん» 本編だけでなく反応集の方にもコメントをいただいたようでありがとうございます！お互い体調に気をつけましょうね！ (2022年3月4日 20時) (レス) id: 7c49e41a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷子 | 作成日時：2022年2月15日 23時
