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実は零。アスレチックに挑戦する直前にこのアスレチックの案内板を見つけ、既に嵌められているという事実に気がついていたのだが、この際とことん薫と勝負をし、勝ったら彩葉からご褒美をもらおうと自己完結し、難しいアスレチックにも果敢に挑戦していたのであった。
「うぅ〜、まじでしんどい…っ！！零くん、俺リタイアしちゃだめ？いいよね？2時間もこんなことしてたら彩葉だって起きるだろうし！」
「ほう、リタイアをしてもいいがその場合は我輩があとで彩葉にご褒美をもらうとするかのう？この難しいアスレチックを頑張ったと知れば、彩葉はさぞ喜んで褒めてくれるじゃろうな♪」
「っ…く！彩葉には褒められたい…！絶対すごいすごいって褒めてくれるよね？…しかも零くんに負けるのも癪だしね…。やるしかないか…！」
後輩二人に嵌められたと知り、やる気を削がれてしまった薫だったが、零の彩葉に褒めてもらうという言葉にやる気が戻ってきたようだ。そして零に負けたくないという思いも相まって覚悟を決めた様子。
「よし、ではゴールを目指して頑張ろうかのう♪薫くんには負けんが」
「いやいや、やるからには俺が勝たせてもらうよ？」
そしてお互いに煽り合うと再びゴールを目指し、進み始めたのだった。
そしてアスレチックを始めてから2時間後。
「はぁ…っ、はぁ…、もう無理！！ほんっとうにむり…っ！レッスンとか比じゃないぐらいしんどい…っ！！」
「はぁ…、はぁ…っ、我輩ももう無理じゃ…っ！こんなにしんどいとはのう…っ！っ…我輩、明日は筋肉痛で動けないかもしれん…」
無事(？)ゴールまで辿り着いた二人だったが、二人の体力は限界を迎えており、ゴールを迎えた瞬間に二人揃って崩れ落ちたのだった。
ちなみに勝敗は引き分け。お互い一歩も引かず、最後の気力を振り絞りながら、揃ってゴールを迎えたのだ。
「はぁ…っ、まだ動けないぐらいしんどいけど、早く彩葉に会いたいしもう行こっか…」
「はぁ、はぁ…っ、そうじゃのう！きっと我輩がいなくて彩葉が寂しがっておるしのう…っ♪」
「いや、きっと俺がいなくて泣いてるかも！早く戻らないと…！！」
暫く地面に崩れ落ち、呼吸を整えていた二人だったが、そろそろ彩葉にも会いたいし戻るかとなんとか立ち上がる。そして勝手な想像を膨らませ、急ぎ足で彩葉たちの元に向かう二人なのであった。
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迷子(プロフ) - いちごさん» 反応集まで見ていただけてとっても嬉しいです！ゆったり更新ではありますが、今後も是非お楽しみください♪ (2022年5月25日 17時) (
レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 初めまして！この作品とても面白くて見てます！反応集もとても面白かったです！ (2022年5月25日 16時) (レス) @page43 id: 176077d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 綺音さん» そんなことを言っていただけてとっても嬉しいです…！ありがとうございます！！ (2022年5月7日 8時) (レス) id: d396ecb2f9 (このIDを非表示/違反報告)
綺音 - 夢主ちゃんにメロメロのfineのメンバーもかわいい…！この小説が私の生きがいだわ... (2022年5月7日 4時) (レス) @page41 id: 2f872b552c (このIDを非表示/違反報告)
迷子(プロフ) - 美紀さん» 本編だけでなく反応集の方にもコメントをいただいたようでありがとうございます！お互い体調に気をつけましょうね！ (2022年3月4日 20時) (レス) id: 7c49e41a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷子 | 作成日時：2022年2月15日 23時
