【銀魂】あいらぶゆー！【短編集】

▼ 癒し方【桂小太郎】 ページ9

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「小太郎〜！遊びましょ〜っ」



桂「すまんA、少し待ってくれぬだろうか…」




うーん？
いつもなら 普通に遊んでくれるんだけどなぁ…。

あ……最近忙しかったし、疲れてるとか？




「…ねぇ小太郎、もしかして疲れてたりする？」



桂「そう見えるか？…顔に出していないつもりだったんだがな」



「ふっふーん、私は小太郎のこと知り尽くしてるからね！
小太郎を元気にする方法も知ってるよ〜」




そう言うと、小太郎は興味津々な様子で「どんな方法だ？」って聞いてきた。




「猫をもふもふと…そば食べさせることー！」



桂「ふむ、大当たりなんだが…ここには猫もそばもないだろう」



「…＿＿あともう一個！」




首をかしげていた小太郎に、勢いをつけてぎゅーっと抱きつく。

当の本人は
「うぉぉ！？」なんて物凄い声 出したけど、しっかりと受け止めて抱きしめ返してくれた。




「私が癒してあげること！」



桂「ｯ…ははっ、それが一番の回復方法かもしれんな」




私を抱きしめたまま畳の上に腰をおろした小太郎。

すっごい疲れてるのか分かんないけど、いつもより ぎゅってする力が強い気がする。




桂「ふー…なんだか疲れがどんどん無くなっていく気がするぞ…！」



「じゃあ撫でたりしたらもっと早く元気になるかな…撫でてあげる！」




なでなで…優しく頭を撫でてあげる。

初めのほうは嬉しそうにしてたけど、途中から私の動きを止めるように 撫でている手を取った。




「…？どしたの？」



桂「いや…こういうのは、俺からやるものだろう？」




そう微笑んで、ゆるく私の頭を撫で始めた小太郎。

……え？これじゃあ私が疲れてるみたい…。




「ダメだよー！私が小太郎のこと癒すのに！」



桂「撫でられるのもいいのだが…やっぱり撫でているときのほうが心地良い」




どうも納得がいかなくて
「でも」と言おうとした……けど、何かが唇に触れて声は出なかった。


何かがといっても、小太郎の顔が目の前にあったということは……え、そういうこと？？




「……ｯもー！！キスもだめ、私からやるのっ！」



桂「やられてばかりだと つまらんだろう！ということで ここからは俺のやり方で自分を癒す！」




反抗しようとした頃にはもう遅くて、思いっきり押し倒されてしまった。




「…え〜小太郎？」



桂「たっぷり遊んでやろう。…うむ、俺も疲れが吹き飛ぶし、一石二鳥だな」



「なんで！？ちょっ、逆に疲れるってば！！」

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