4.包帯とニート。 ページ6
という訳で探偵社に来た。
『お、お邪魔しまーす…』
少々ドキドキしながらドアノブを捻り、中に入る。
中に居た全員の視線が此方に集中する。
う、久しぶりに人の視線なんて浴びるから…精神的にキツいな…
春野さんは私の前に立ち、「社内見学に来ました、新入社員候補の子です」と営業スマイルで言った。
『えと…よ、宜しくお願い、します…』
しーん…。
や、やべぇ。完全にこれヤバいぞ。
空気が重いのは気の所為だと思いたい…ていうか今すぐこの場から逃げ出したいッ!!←
とか軽く迷走していたら。
「な、何て美しいお嬢さん!!!是非是非この探偵社に入ってくれ給え!そして私と心中してくれないか!?」
『え、え、え!?///』
突然イケメンにとんでもないこと言われながら跪かれて手握られてるんだけど!?
何この状況!?
その時、イケメンさんの背後から眼鏡の人が出てきたかと思うと、眼鏡さんは思いっきり握った拳をイケメンさんの頭に振り下ろした。
「痛ったぁ!?」
「馬鹿野郎!!折角貴重な新人に何してるんだお前は!!!!」
鬼…否、般若のような顔でそう怒鳴ると、私に向き直る。
「済まない、うちの馬鹿社員が無礼を…」
『い、いえいえ!だ、大丈夫です!!』
あんな事されるの乙ゲーとかそういう世界の話だと…
…まぁ、イケメンだから許されるんだけどね←
『…何やら大変な職場に来てしまったなぁ…』
噂より楽しそうだな、なんて思いながら呟いた。
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作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年12月19日 21時