検索窓
今日:6 hit、昨日:24 hit、合計:20,953 hit

12.ニート、初日にしてぶっ倒れる。 ページ14

『…やべぇ…疲れた…』



開きっ放しのPCに突っ伏した。
作業には慣れてるけど…こんな夜遅くまで活字と戦うハメになるとは…




「お疲れ様です、燐さん」




隣の敦君がニコリと微笑む。
嗚呼…凄く癒しだ…←




『有難う…敦君も、お疲れ…』



「はい…って、大丈夫ですか!?顔色が良くないですよ!」



『だいじょ…ぶ…』(バターン)



「燐さんっ!?燐さーーーん!!!!」




_________________
_____________
_______



目覚めると、ベッドの上だった。
未だ身体が重い。


部屋の扉が開き、敦君が入って来た。




「…あ、目覚めましたか?」



『うん…ねぇ、此処って…』




すると今度は彼の背後から小さな人影が入って来た。




「…体調は大丈夫?」



『あ、うん。おかげさまで…えっと…』



「私の名は鏡花。此処にこの人と住んでる」



『そっか、一緒に住んでるのか……え?』




それを聞いて思わず瞬きをする。
…一緒に住んでる?
ん?それって…




『同棲…だよな…』(ボソッ)




あ、やべ声に出ちまった。←


その事に気付いても時既に遅し、2人の顔がどんどん真っ赤になっていく。




「あ、いやその…へ、部屋が!!空いてないとか、そういう事なんです!!」



『あ、うん、そ、そういう事なのね。御免御免、勘違いしちゃった』




というか私は2人の部屋にお邪魔していたのか。
え、じゃあ如何やって此処まで来たんだ?




『ねぇ敦君、此処まで如何やって移動させてくれたの?』



「あ、それは…」



「夜叉が運んだ」



『え?夜叉?』




すると今度は鏡花ちゃんの後ろから影が勢い良く入って来た。


影だと思ったそれは、人間じゃなかった。
何処か透けているし…かと言って、化物とか幽霊とか、そんなモノには見えない。




「…夜叉白雪。私の異能」




影…夜叉は鏡花ちゃんに近寄ると、手に持っていた何かを渡した。


ほへ〜…鏡花ちゃんの異能はコイツかぁ…
着物だし仮面付けてるし、なんか…なんか…




『かっけぇ…』



「「え」」



『あ、いや…なんか、格好いいなって』




それを聞いた鏡花ちゃんは驚いた様に目を見開いた。




「…そんなこと言う人、初めて見た」



『え、そうなの?私は格好いいと思うんだけどなぁ』



「……とう」



『?』



「…有り、難う」




鏡花ちゃんは恥ずかしそうに俯きながらそう言った。
わぁ可愛い。←




『えっと…如何いたしまして』




私は微笑んでそう言った。

13.ニート、ご馳走になる。→←11.ニート、探偵社に入社して吠える。


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年12月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。