[十九]バーにて。 ページ22
尾崎さんに幾らかポートマフィアの話を聞いて別れた後、私は太宰君の部屋へと戻っていた。
扉を開くと、pcと睨めっこしている太宰君が居た。
此方に気付くと、
「嗚呼、戻って来たんだね。おかえり」
と笑い掛けてくれた。
『ただいま。…未だ終わらないのかい?』
「いや、もう終わるさ」
タン、と音を立てEnterキーが押される。
「…ふぅ、終わった〜」と太宰君は一息ついて伸びをした。
『お疲れ様。はいこれお茶』
「有難う」
ふと時計を見ると、時計の針がもう夜の11時を経とうとしていた。
『ありゃ、もうこんな時間か…』
「ねぇAちゃん、もし良かったら夜食でも一緒に如何だい?」
夜食…今を生きる乙女ならそんな事したら肌が荒れるなどと言いそうだ。
だが私は夜食というものをした事が無い。
純粋に、興味があった。
『じゃあお言葉に甘えて…と言うか、是非行きたい』
「ふふっ、じゃあ決まりだね。場所を変えようか」
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そうして連れて来られたのは、落ち着いた雰囲気のお洒落なバーだった。
『…こんな処、太宰君が知ってるなんて何だか意外だな』
「そうかい?」
『嗚呼、もっと合コンとかに使う様な奇抜な処を想像していた』
「…君は私にどんな印象を持ってるんだい」
そう苦笑しながら、太宰君はバーの扉を開いた。
中には2人の男性が居た。
「やぁ2人共」
太宰君がそう声を掛けると、2人が此方を振り向いた。
「…太宰君…遂に女性まで連れて来る様になりましたか…」
と1人の丸眼鏡をかけた男性が言う。
「良いじゃないか安吾。出逢いを求めるのは大事だ」
ともう1人の男性が柔和な笑顔を浮かべて言う。
「いやぁ、折角だし2人に会わせたくてね。紹介するよ、新入りの散華Aちゃんだ」
___それが、私と安吾と織田作の出逢いだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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くれーぷ/紅花(プロフ) - やぬっちゃんさん» ありがとうございます!そう言って頂けて良かったです(^^) これからも頑張ります( ´∀`) (2017年11月29日 6時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
やぬっちゃん(プロフ) - 面白かったです!次の作品も楽しみにしてます! (2017年11月28日 23時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
くれーぷ/紅花(プロフ) - やぬっちゃんさん» コメントありがとうございます!はい、もうすぐ完結になりますね…最後まで頑張ります!ありがとうございます! (2017年11月28日 6時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
やぬっちゃん(プロフ) - 良かった………取り敢えずハッピーエンドになりそう!これからも楽しみにしてます! (2017年11月27日 22時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
くれーぷ/紅花(プロフ) - 匿名さん@誰かのサブ垢さん» ご指摘ありがとうございます。編集致しました! (2017年11月5日 22時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年10月27日 20時