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あれから、康二は俺を完璧に避けている。
その前はそれとなくだったが、他のメンバーにも康二と何かあったのと聞かれる始末だ。
ホントなんでなんだろう。
俺に対して何か思うことあるなら言ってくれればいいのに・・・。
ふと、康二を見るとラウールと楽しそうに話している。
いいなぁ・・・。
ちょっとというかうらやましいかも。
最近は康二のことを考えている時間が増えてしまった。
ふと、目についたのは例のブレスレット。
最近、これの持ち主のこと忘れてた。
ブレスレットを手に持って眺めているとしょっぴーが横に来た。
「今日もそれつけてるんだ。俺さ、それどこかで見たことあるなーって思ってたら康二がつけてたヤツに似てるんだ。」
「康二も似たヤツ持ってるんだ。」
「ああ、先月ぐらいに買ったって言ってたけど、でも最近つけてるの見てないなー。」
俺はその話を聞いてわかった気がした。
俺はしょっぴーにある頼みごとをした。
「しょっぴーお待たせ。ってめめ?」
俺がしょっぴーに頼んだのは康二をご飯に誘ってもらうことだった。
みんなに康二とケンカしてて仲直りしたいんだと言って康二の撮影を最後にしてもらった。
その後にしょっぴーとご飯に行くことになっていた康二は俺を見てびっくりしていた。
「ゴメンね、しょっぴーに協力してもらったんだ。」
「えっ、なんで。」
「俺はどうしても康二と話したかったんだ。
康二、俺のうちに来ない?もしくはどっか店に入ってもいいし。」
「めめのうちでええよ。」
康二は覚悟を決めた顔をしていた。
うちについてコーヒーでもと思い入れようとすると康二に止められた。
「めめ、話があるんやろ?何?」
俺はブレスレットを外すと康二に見せた。
「これって康二のなんじゃない?」
固まる康二。でもすぐ話しだした。
「それってめめのじゃなかったんや。
俺のはあるで。」
「じゃあ、見せてもらっていい?康二の家にあるなら康二の家まで行くから。」
康二の目が泳いだ。
「あ、失くしたんやった。」
「そうなんだ。あの日康二は俺の部屋に来て忘れていったんだろう?」
康二は自分の体をギュッと抱きしめた。
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まや(プロフ) - YUKIさん» コメントありがとうです。はーい、次新しい話書く時にでもまた作ろうと思ってます!がんばりまーす♪ (9月23日 21時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - 短編集、めっちゃ楽しみにしてますね🎵笑 (9月23日 20時) (レス) id: ee9071f647 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» シュチュにあまり添えてないかなと心配してたのですが可愛いと言っていただきよかったです(*^^*)こちらこそリクエストしていただきありがとうございました! (8月28日 21時) (レス) id: c3465cba05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - リクエスト応えて頂きありがとうございました! 甘々ラブラブなのに無自覚ないわこじ可愛くて笑 ありがとうございました! (8月28日 8時) (レス) @page37 id: c6e2fc15fc (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ゆいさん» 遅くなりましたがリク仕上がりましたー!遅くなったのでここで報告してみたりwww (8月27日 22時) (レス) id: 3bd2d23b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まや | 作成日時:2023年7月23日 15時