カウントダウン ページ25
白「９・・・８・・・７・・・。」
ス「Aっ！！撃つんじゃねぇぞ！」
「・・・・。」
白蘭との話を聞いていたスクアーロは私を鏡越しに
見つめ叫ぶ。
スクアーロの後ろから見える皆も心配そうに
こちらを見ている・・・。
そんな皆はボロボロの状態だ・・・。
先程まで多くの敵と戦っていたのだ。
体力の消耗もあるだろう。
怪我だってしている・・・。
白「６・・・」
「・・・・。」
こんな状態の皆が真６弔花と戦えるハズが無い・・・。
「・・・。」
白「・・・。」
私は白蘭から渡された白い拳銃を握る・・・。
ス「っ！！Aっ！？」
それを見たスクアーロが私の名前を呼んだ。
「・・・。」
スクアーロはいつも私を心配してくれる。
十年たってもそれは変わらなかった。
私は・・・
嬉しかった・・・。
白「・・・５」
私はゆっくりと腕を上げて鏡に向けて拳銃を構える。
ス「Aっ！！！」
スクアーロは絶えず私の名前を呼び続けている・・・。
「・・・。」
今の私は炎が出せない。
特別だと言われているリングを使いこなす事が
出来ないのだ・・・。
こんな私を守るために皆が犠牲になる必要は
無い・・・。
「・・・。」
しかし・・・
白蘭の仲間になる訳にもいかない・・・
「・・・・。」
白「・・・４♪」
鏡に拳銃を向けた私を見て白蘭は
さらに嬉しそうに笑う。
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年8月2日 9時
