今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:53,864 hit
小｜中｜大
ホワイトライオン ページ16
ザ「・・・ベスター・・・。」
ボスがそう言うとそのライオンは大人しく
ボスの隣に座り込む。
これが・・・アニマル兵器？
「・・・。」
まるで本物の動物のようだ・・・。
私は思わず白いライオンに手を伸ばす・・・。
ガァルルルルルゥゥ・・・・
「あ・・・。」
私が手を伸ばすとライオンは私に威嚇しだす。
口から覗く牙は鋭く、その目はボスと同じ強い光を
放っていた・・・。
ザ「ベスター・・・・。」
ボスがもう一度ライオンの名前を呼ぶとライオンは
大人しくなり、前足を組んで座り込んだ。
私は手を引っ込める。
このライオンが私を襲う事は無いと思うが余計な事は
しない方がいいだろう・・・。
ボスは何も言わずにお酒を飲んでいる。
私はボスに抱きかかえられながらボスがお酒を飲む姿を
眺める。
十年後のボスはさらに大人になっていて体も少し
大きくなっている。
それでもお酒を飲む姿は昔と変わらない。
優美で恐ろしく、殺気を出せばそれだけで
死んでしまえそうなほど。
これが・・・
私が仕えるボスだと思うと心強い。
ザ「・・・・。」
「・・・？」
お酒を飲んでいたボスが急に動きを止めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年8月2日 9時
