夜空を見上げる鮫と月 part１０ (ページ14)

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守られるページ14

ス「いつまでも汚ーな！！A！レヴィは放って置け！！」

　ドガっ！！

　レ「うっ・・・。」

　「・・・・。」

私が苦しそうにしているレヴィを心配していると
スクアーロがレヴィをさらに蹴り飛ばし、私に近づく。

　ス「A、俺もこの後敵の殲滅に行く。Aはルッスーリアと一緒に古城に残れ。俺と一緒に行くよりもザンザスと一緒に居た方が安全だ。」

　「・・・うん。」

私は今日までの数日間、何回もリングに炎を
灯そうとしたが・・・

全く炎はでなかった。

話だと、この時代の私もリングに炎を灯すのに
苦戦したようだ。

皆は簡単に灯しているのに私は上手くいかない。

こんな状況なのに私は皆と一緒に戦う事が
出来ない・・・

私は悔しかった。

私は今の所皆に守られる事しかできない・・・。

　ス「ザンザスと一緒に居ても、完全に安全とは言い切れねぇ。・・・・注意しろよ・・・。」

　「・・・うん。」

スクアーロは心配そうに私の頭を軽く撫でると
敵を殲滅に行くため古城から飛び降りた。

私は城壁から身を乗り出し、スクアーロを見送る。

　ル「さぁ。Aちゃん。中に入りましょう？私は味方のサポートで一緒には居られないから、ちゃんとボスの部屋に行くのよ？」

　「・・・うん。わかった。」

私はそう返事をすると中に入った。

古城を取り囲むようにいろんな所から戦闘の音が
響いている。

皆が戦闘を開始したようだった・・・。