夜空を見上げる鮫と月 part８ (ページ11)

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心配ページ11

ス「・・・。」

今のAからは何も感じ取る事が出来ない。

そんなAを見た奴らは皆同じように静まり、
大人しくなってしまった。

皆、変わってしまったAが心配なのだろう。

　ル「・・・Aちゃん全然食べて無いけど大丈夫かしら・・・。」

　ス「・・・。」

ルッスーリアがAの残した皿を手に取り、呟く。

　べ「・・・。」

　マ「・・・一体何があったらあんな状態になるんだい・・・。」

マーモンが誰に聞くでも無く話す。

Aがこの状態になってしまった経緯は
俺とザンザスしか知らない。

奴らには話していなかった。

　レ「・・・また記憶喪失になっているのか？」

　ル「ん～・・・そういう感じはしないけど・・・。」

　ス「・・・。」

奴らは自分たちで憶測を話し出す。

俺とザンザスは黙ってそれを見ていた。

　べ「・・・ボス、何か知ってるんじゃないの？」

　ザ「・・・。」

ベルがザンザスに何か聞き出そうと話かけた。

しかし、ザンザスは目を閉じてしまった。

話す気は無いらしい。

それならば俺も話す事はない。

ザンザスのそんな姿を見た奴らは話を聞き出すのを
諦めたようで各々、自分の部屋に帰って行った。