風紀委員会 ページ46
デ「夏休みっていろいろイベントがあるんだろ？海行ったり、夏祭り行ったり、花火見たり・・・。」
草「・・・。」
ディーノは少し楽しそうにそんな話を持ち出した。
僕は再び彼へと視線を向ける。
雲「そういうイベントは風紀委員が取り締まってる。遊んでる場合じゃないよ。」
デ「えっ！？恭弥達が取り締まってんのかよっ！？」
僕がそう告げるとディーノは驚いた。
ディーノが言ったそれらのイベントは並盛で行われる。
なので風紀委員が取り締まらなければいけない
イベントだ。
僕にとったら仕事が増えているに過ぎない。
そして、今整理している書類もそういう活動の
許可申請や費用の予算表などの書類だ。
デ「忙しいんだなぁ・・・。」
雲「だからそう言ってるでしょ。」
やっと僕の忙しさが分かったのか。
僕は呆れながら整理した書類を戸棚にしまった。
デ「夏のイベントと言えば、気になる女の子と一緒にって言うのが日本にはあるけど、恭弥は気になる女子とか居ないのか？」
草「・・・。」
ロ「・・・。」
雲「・・・。」
彼は・・・暇なのだろうか。
昼間からこんな所に来て、僕にくだらない
質問をしてくる。
咬み殺した方が・・・・
早いかもしれない。
雲「ねぇ。暇なら僕が咬み殺してあげるよ。」
僕はそう言って机から立ち上がるとトンファーを構える。
草「！」
ロ「！」
デ「ちょっ！落ち着けって！気になって聞いただけじゃねぇーか！」
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年7月29日 4時
