夜空を見上げる鮫と月 part６ (ページ24)

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宿題ページ24

ツナ side

　ツ「あー。宿題多すぎだよぉ・・・。」

夏の日差しに照らされた暑い外ではセミが元気に
鳴いている。

そんな中、俺はクーラーの効いた涼しい部屋で
弱々しく呟いた。

俺の目の前の机には様々な教科の宿題が
山のように積まれている。

　リ「これくらいの宿題でへばってんじゃねぇーぞ、ツナ。さっさと終わらせちまえば、後は夏休みを満喫できるぞ。」

　ツ「そうだけどさぁ・・・・。」

夏休み。

それは学生にとっては天国のような期間。

しかし、それと同時に発生する問題がこの宿題の山。

まだ夏休みは始まったばかりだけど、リボーンは
早めに宿題を終わらせるべく、俺を部屋に缶詰め
状態にしていた。

　ツ「少しくらい遊びに行ってもいいじゃんかー。」

俺は宿題に囲まれながら机の上に突っ伏す。

朝からずっと宿題を続けていて俺はもう限界だった。

　リ「そうやって今まで宿題をやった例があるのか？」

　ツ「うっ・・・な、ないけど・・・。」

俺はリボーンに言い負かされてしぶしぶ宿題を進める。

ただでさえ、難しくて時間が掛かるのにこれじゃあ
夏休みが終わってしまう・・・。

皆と遊びに行きたいなぁ・・・・。

そんな事を考えていると。

　ピンポーンピンポーン・・・

　ツ「？」

家の中にチャイムが鳴り響いた。

俺は宿題を進める手を止め顔を上げる。

誰か・・・来たのかな？

今、母さんは買い物に出かけているので、
家には俺とリボーンしかいない。

俺は仕方なく玄関に行って扉を開く。

すると・・・

　山「よっ！ツナ！」

　獄「十代目！お邪魔します！！」

　ツ「山本！獄寺君っ！」

そこに居たのは山本と獄寺君だった。

俺は驚き２人の名前を呼ぶ。

夏休みに入ってから俺は部屋に缶詰めだったので、
２人に会うのはこれが初めてだ。

一体、どうしたのだろうか？