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呟き ページ23

私は皆と別れ、彼らに手を振ると
応接室に戻った。


　 「・・・。」


メロンパンを食べる私の頭の中を占めるのは
やっぱり罪悪感だった。




私は皆に言えない本音があって、



それを隠すように皆と距離を取る。



皆はいつか、私が一緒に過ごしてくれるようになると
思って居るのかもしれない。



しかし、



そんな日はきっと来ない。



だから・・・



私は皆に嘘をついているのだ。



笑って手を振って別れを告げる。



皆を心配させないように。




　「・・・・・・。」



ごめんなさい。




私は独り呟く。









この言葉はやっぱり私そのものだった。

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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2020年1月12日 16時

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