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優しい ページ22
しかし、
そんな私を見た山本君と沢田君は私に
誘いを断っても良いと言ったのだ。
私は驚いた。
今までの2人だったら1人で居るのは寂しいから
皆で食べよう、と私を説得して屋上へ連れて行って
いただろう。
しかし、彼らは私の意見を聞こうと、断っても
良いと言ったのだ。
「・・・。」
私は・・・誘いを断った。
私の意見を聞いてくれた２人。
この前、隼人は私の話を聞きたいと言った。
もしかしたら2人にもそんな話をしたのかもしれない。
でも・・・
隼人達がどんなに私の話を聞いても、
話を聞こうとしても。
私はきっと話さない。
私は頭を下げて２人に謝った。
でも、２人は気にしてないと言ってくれた。
ほら。
皆とても優しい。
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2020年1月12日 16時
