うなされる ページ32
雲「・・・。」
僕はそんな事を考えながら
応接室の扉を開く。
すると丁度お昼のチャイムが校内に鳴り響いた。
雲「・・・！」
「・・・。」
中に入ると、そこにはソファーで仰向けで寝転ぶ
彼女の姿があった。
見れば、すぐ隣の机の上には処理が終わった書類が
何枚か重ねられていた。
ずっと計算機で計算していたから
疲れてしまったのだろう。
僕は彼女が眠るソファに近づく。
雲「・・・？」
「・・・・・。」
寝ている彼女の顔を覗き込むと、
彼女の表情はなぜだか苦しそうだった。
胸の前で手を重ね強く握りしめ、
額には汗が浮かんでいる。
呼吸も少し乱れていた。
雲「・・・。」
・・・うなされている・・？
僕はそんな彼女を見下ろしていた。
一体どんな夢を見ているのだろうか。
雲「・・・。」
彼女は声が出ない。
それは生まれつきの物なのか、
それとも何か原因があるのか
僕は知らないけれど、会話ができない彼女は
いつも一人で過ごしていた。
僕はその事について彼女に聞いた事は無い。
だって興味が無かったから。
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猫のこたつ(プロフ) - 優しいお言葉ありがとうございます！皆様にはご迷惑お掛けしまして、申し訳ないです… (2019年12月25日 6時) (
レス) id: e086e98a44 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - ゆっくり安静にしてくださいな。お気を付けて (2019年12月24日 21時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年11月28日 10時
