距離 ページ40
ランボはAちゃんから
もらったメモを頭のもじゃもじゃに
しまっていた。
ツ「ランボ、そのメモ、なんて書いてあったんだよ。」
ラ「Aと、しー！したから言えないもんね！！」
ランボはそう言うと俺を見上げて叫ぶ。
俺はランボの頭を見るが、さっきのメモはランボの
もじゃもじゃに隠れて、もうどこにあるのか
分からなかった。
ツ「ちょっとくらい教えてくれたっていいだろ！？」
あのAちゃんがランボに渡したメモ。
イタリア語で俺には読めなかったけど、何が書いて
あったのか俺は凄く気になっていた。
なんでAちゃんはランボにそのメモの
内容を秘密にするように指示したのだろうか。
ラ「Aの話をちゃんと聞かないツナがいけないんだもんね！！」
ツ「！」
ランボはそう言うと俺に向かってまた舌を出し、
逃げるように公園を出て行った。
公園には俺だけが取り残される。
ツ「・・・。」
な、なんだよ・・・話を聞くも何も、
Aちゃんは何も話して無いだろ？
俺は１人、心の中で答える。
全然会えていなかったからだと思うけど、久しぶりに
会ったAちゃんとはどこか距離があった。
ツ「・・・・。」
公園に１人佇む俺に静かに冷たい雨が降り続いた。
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猫のこたつ(プロフ) - 優しいお言葉ありがとうございます！皆様にはご迷惑お掛けしまして、申し訳ないです… (2019年12月25日 6時) (
レス) id: e086e98a44 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - ゆっくり安静にしてくださいな。お気を付けて (2019年12月24日 21時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年11月28日 10時
