大人しい鮫 ページ6
ザンザス side
ザ「・・・。」
俺はバーのカウンターに座り、酒を煽る。
今日もカジノは呑気な金持ち達で
賑わいを見せていた。
俺は今日も賭けで連勝し、大金を
手にしている。
ス「・・・・。」
ザ「・・・・。」
俺の座る席から少し離れた所でカスザメが他の
客にカクテルを出していた。
俺はそんな姿を横目で見る。
この任務についてからカスザメは本当に
大人しい。
任務が終わってもこの態度が
変わらなければいい。
マ「ボス。僕、ベルとルッスーリアが言ってた地下の様子を見て来るよ。今ならほとんどの人がここに集まってるみたいだからね。」
ザ「・・・。」
そんなくだらない事を考えていると隣に
浮いていたマーモンが俺に話しかける。
マ「今の所、Aの方も問題無いようだし。行って来るよ。」
ザ「・・・・。」
俺が了解の意味を込めて目を閉じると
マーモンが遠ざかる気配がした。
俺はゆっくりと目を開け、
再び酒を飲む。
マーモンが言っていた地下とは、ベルと
ルッスーリアの報告で判明した事だ。
２人はここの船員に成りすましながら、発見した
怪しい倉庫について調べていたそうだが。
その倉庫は施錠がされ、見張りまで立っていると
言うのだ。
なんとかして潜入を試みたが、船員に成りすまして
いる以上、不審に思われる行動は控えなければ
ならない。
そんな状況で見張りの付いている倉庫を調べる
のは困難だった。
そこで話を聞いたマーモンが代わりに
調べる事になったのだ。
ザ「・・・。」
今のマーモンは幻覚によって一般人には
姿が見えていない。
これならば見張りの目を幻覚で欺き、
倉庫の中を調べる事ができる。
この船は明日の午後には港に到着する。
それまでにその怪しいと言う倉庫を
確認しておきたい所だ・・・。
もし、この船が何か隠しているのなら・・・。
ついでに処理しておきたい。
こんな大がかりで手のかかる任務を２度３度と
くり返すのは御免だ。
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猫のこたつ(プロフ) - コメントありがとうございます！まさかコメントいただけるとは思っていなかったのでとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年10月27日 14時) (
レス) id: d3f62d5375 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 気になる気になる (2019年10月27日 13時) (レス) id: d72df01982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年10月19日 10時
