次の言葉 ページ33
ス「・・・A・・・大丈夫かぁ・・・・。」
俺はAから報告書を受け取ると
Aの様子を伺う。
Aの母親はあの後、薬 物中毒である事が判明し、
病院に連行され、薬 物病棟の施設へと送られた。
今後は施設内で過ごし薬 物中毒の治療を
受け続けるのだろう・・・。
母親はAに近づき、昔のように「愛してる」
と言ってAに付け込んだのだ。
Aは実の母親の事を最後まで信じ、あの夜、
母親に会いに行った。
しかし
その結果は残酷なものとなってしまったのだ。
Aは再び心に深い傷を負ったハズ・・・。
ス「・・・A・・・・？」
俺は反応の無いAに声をかける。
もしかして、あの日を思い出して、何かトラウマを
誘発させてしまっているのではないかと俺は心配する。
「・・・もう・・・大丈夫だから・・・。」
ス「・・・・。」
しかし、
俺が声をかけるとAはそう言った。
その表情は特に変わらない。
ス「無理すんじゃねぇ。辛かったら辛いって言っていいんだ・・・。」
俺はAの心の傷を心配し、Aの頭を
撫でながら話す。
するとAはゆっくりと首を横に振った。
「本当に・・・大丈夫。確かに少し悲しいし・・・辛いけど・・・でも・・・。」
ス「・・・？」
Aはそこで言葉を切ると俺を見上げる。
Aの瞳に俺の姿が写っている。
ス「・・・。」
俺はAの次の言葉を待った・・・・・。
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猫のこたつ(プロフ) - コメントありがとうございます！まさかコメントいただけるとは思っていなかったのでとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年10月27日 14時) (
レス) id: d3f62d5375 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 気になる気になる (2019年10月27日 13時) (レス) id: d72df01982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年10月19日 10時
