後始末 ページ21
ザンザス side
ザ「・・・。」
今、俺は船長室に向かっていた。
つい先ほど、数日間に渡る船旅を終えた豪華客船は
港に到着した。
賭け事に興じていた金持ち共がもとの生活に
戻る準備をし、次々と船を降りていく。
そんな中で俺は今回の任務の元凶である船長を
捉えるべく1人、船長室に向う。
ザ「・・・。」
カスザメがAを探しに行ってから数時間が
経過している。
任務中だという事を忘れAを
探しに飛び出したカス。
俺は城に戻ったらカスザメを叩き直すと決めた。
そして勝手に姿を消したカスザメとAは
いつまで経っても俺の目の前に姿を現す事は無かった。
一体どこで何をしているのか。
おかげで俺が直接動かなければならない。
俺はそんな２人への苛立ちをぶつけるように
船長室の扉を蹴破る。
ドガァンッ！！！
船「！！」
ザ「・・・。」
扉を蹴飛ばし中に入るとそこには驚きの表情を
浮かべる男が１人。
そしてその男の足元には床に転がる
女の姿があった。
部屋には甘い匂いが充満している・・・
船「・・・どちらさまですか。」
ザ「・・・。」
部屋を見渡す俺にその男は話しかけて来る。
俺はソイツに視線を向けると殺気を出しながら
睨みつけた。
ザ「てめぇがブローカーの元凶だな。」
船「！！」
俺がそう言うとその男は再び驚きの表情を浮かべたが、
徐々に苦虫を噛み潰したような表情へ変わる。
船「・・・敵は1人では無かったという事ですね。」
ザ「・・・。」
男はそう言うとゆっくりと立ち上がる。
船「はぁ。潮時ですね、せっかくいい儲けになっていたのに残念ですよ。あの娘を殺った後に仲間が居ないかもう少し調べるべきでした。」
ザ「・・・・・・。」
俺はその男の言葉を聞いて眉間にシワを寄せる。
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猫のこたつ(プロフ) - コメントありがとうございます！まさかコメントいただけるとは思っていなかったのでとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年10月27日 14時) (
レス) id: d3f62d5375 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 気になる気になる (2019年10月27日 13時) (レス) id: d72df01982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年10月19日 10時
