愛と狂 ページ13
Aside
私は甘い香りを嗅ぎながら膝から
床に崩れ落ちる。
お腹を温かい何かが伝い、私と床を赤く染める。
私は何が起こったのか理解できないまま、
目の前に立つ母を見上げる。
母「ねぇ、A。私、本当にあなたの事を愛しているの。」
「・ぁ・・・ぅ・・・・。」
見上げた母は私の事を先ほどと変わらない微笑みで
見下ろす。
母「あの人がね、私に頼んだ事なのよ。だから仕方ないでしょう？」
母はそう言うと私に向かって手を伸ばす。
母「あの人は私の事を愛してくれているわ。だから私、幸せなの。私もあの人を愛しているわ。」
「・・・ぅ・・ぐ・・・。」
私は何も言葉を発する事が出来ずに痛みに耐えながら
母の話を聞く。
母「A。あなた今、有名な暗殺部隊に居るんですってね。」
「あ゛ぁっ！！・・・。」
母はそう言いながら私のお腹に刺さっていたナイフを
勢いよく抜いた。
私の青いドレスがさらに赤色に染まる。
母「あの人が言っていたわ。あなたの事が邪魔で仕方ないって。」
カランッ！！
母は抜いたナイフをそのまま廊下へ投げ捨てた。
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猫のこたつ(プロフ) - コメントありがとうございます！まさかコメントいただけるとは思っていなかったのでとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年10月27日 14時) (
レス) id: d3f62d5375 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 気になる気になる (2019年10月27日 13時) (レス) id: d72df01982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年10月19日 10時
